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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
4・17 パネラソン [画像を表示]

4・17 パネラソン (2020/04/17)  パン・パン・パン・・・
16日の16時頃、アパートの周辺でパネラソン(鍋を叩いての抗議)が起きた。この時間で起きるのは珍しい。テレビがないのでなぜパネラソンが起きたのか、解らない。翌朝、ネットニュースで保健省のマンジェッタ大臣がボルソナーロに相反的立場を取り解任され、新しい大臣が就任したことを知った。あたらしい大臣は、ボルソナーロ寄りで経済を重視しているようだ。
 もう、ブラジルのような、死者が激増している国では、知事や大統領が外出禁止を呼びかけなくても、ほとんどの人は外出しない。少なくともサンパウロのセントロでは。それくらい、今、感染者が激増し、次々に死者がでている。もし、日本がブラジルの同様の国状だったら、やはり外出する人は少ないと思う。日本は医療機関が発達しているし、技術もある。たとえ武漢肺炎に感染してもほとんどお金がかからない? で入院できるだろう。もし、感染しても、持病があるか、高齢者でないかぎり、死ぬことはないと思っている人が多いのではないだろうか?? 
 ところがブラジルは違う。もし、感染してしまったら、死ぬ確率は高い。現在、致死率は6%ちかい。死ななくても、医療施設は整っていないので、ネットを見ても、感染者の話は苦しかったという話ばかりである。私立の保健に入っている裕福な人でさえこの有様であるから、保険にも入っていないような人は悲惨な状況なのではないだろうか?? 
 以前、メニエル病が発症して、公立病院に担ぎ込まれたことがある。衛生状態は悪いし、若い経験のない医者が威張り放題だし・・・、悲惨だった。後で友人の医者に話を聞くと、「あの病院はきちんとしているはずだけどな~」という話であったが。
 今のような状態だったら、ブラジルの公立病院に入院するようなことになれば、たとえ死ぬことはなくても、少なくとも辛い思いをしなければならないことは確かだと思う。運よく入院できたらであるが・・・・。
 多くの日本人は武漢肺炎を軽く見過ぎているし、自分は感染しない、と思っているような気がする。まあ、日本にいれば感染したとしても、いたせり、つくせりなのかもしれないが・・・

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がらがらのバスターミナル


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