4・24他人事では (2020/04/24)
昨日は、結構な人が外出し、交通量も増しているような感じがあったが、今日はまたもとに戻り、交通量は少し増えたような気がするものの、通行人は少ない。死者がこれまでで最高の1日407人を記録したというニュースが流れたからであろうか? 犬の散歩で、セ教会近くのサンフランシスコ広場、サンパウロ大学の法学部前に出た。一瞬、驚いた。たくさんの路上生活者や生活困窮者が集まり、ビニール敷で仮設のテントを張り、まるで難民広場のようになっていたからだ。 教会やその前に張られた白い仮設テントで、食料品を配布や、緊急医療治療を行ったりしているのではないだろうか? 今後、ますますこうした人々がでてくるだろう。働いてお金を稼ぎたくても仕事がない。一説には失業者は300万人をこえると言われている。どうしようもなくなって、こうした援助を行っている場所に集まるしかないのだ。 ゴミ袋にたくさんの空き缶を下げた男性に呼び止められた。お金の無心。散歩にはお金をもってでない。情けない話であるが、もし、もっていても上げたかどうか? 自分でもわからない。それほど僕自身もこまりつつある。 僕自身もいつお金が切れるか・・・・。こんな時だし、誰にも頼れない。ここはブラジル、身内も誰もいない。お金をとりに帰国したくてもその飛行機はほとんどない。広場に集まった人々は決して他人事ではない。
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