4・26 現政権の迷走始まる (2020/04/25)
ついに保健省大臣に続き、モーロ法務大臣まで辞任してしまった。この危機時にボルソナーロ政権はもうボロボロだ。僕の中では、経済活動を重視ずる体制を買っていただけに、自分の思い通りにならない奴は切る、という強硬的な彼のやり方にはがっかりしてしまった。 昨日、50分近くも、政権放送をしたらしい。ネットニュースでは自分を犠牲者かのように、さも繕うかのように言っていたらしいがどうだろうか??? 見ていないので確かなことはわからない。軍人上がりで、もともと教養もなく、リオの議会で攻撃的な激しいものの言いようで注目を浴びる程度の人間があれよあれよという間に1っ国の大統領になってしまったという感じだ? それまでのPT党(労働党)政権が汚職まみれで、好き勝手にブラジルを牛耳っていたことにうんざりしていた国民の多くが彼に投票したようだ。当初、汚い噂もなく、軍人上がりだから汚職などをせず、きちんとした政治を行ってくれるだろう、という期待を多くの国民がもっていたようだ。僕の知人の食料関連会社の社長もその一人で、「最初は彼に期待して投票したが、ほとんどなにも変わらず、国は良くならず、がっかりした」、と言っていた。ボルソナーロ彼自身には、汚い噂をほとんど聞かないが、政治家の息子たちの汚い噂をちらほら聞く。何の経験もなく、たいして有能とも思えない息子を最も重要なアメリカ大使に推すなど、家族への偏重は、多くの国民に反感をかった。 また、彼独特のアピール方法なのかもしれないが取材中にマスクを反対に顔につけふざけたり一国の60歳を超えた大統領と思えない行動や発言をしたり、無作法、無教養がさらけだされている。 武漢肺炎流行前にはアマゾン地域の開発を奨励し、伐採や地下資源の開発など世界中から非難されていた。 武漢肺炎対策では、経済活動に重視を置いていただけに、今の政権がほころびができ、迷走しはじめたのは返す返すも残念である。
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