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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
5・3 都会の便所 [画像を表示]

5・3 都会の便所 (2020/05/02) 街路樹の葉に光が差し込み、きらきら光りが反射し綺麗である、写真を撮ろうと、かめっらバックに手を入れ、カメラを掴んだ瞬間、ふと横を見ると、半分お尻を出した男性が、大便をしているところだった。う~ん。途端に写真を撮る気は失せてしまった。
 するな、とは言わない、誰でももよおすものである。しかし、よりによって大通りにあるバンカ(雑誌を売るボックス、小さなプレハブのようなもの)の横でするとは・・・・、もうちょっと人目のない、広場の木陰や建物の影ですればよいものを・・・。あ~。
 何故か、女性にしろ、男性にしろ、路上で大小便をしているところに出くわす。ブラジル3大カーニバルとして有名なオリンダには、どこも公衆便所がない。ビールをさんざんのんで踊った、うら若き女性が周囲を友人たちにバスタオルで囲ってもらい、小便をしていた。周囲に立っている人の足の間から、ちょろちょろと筋になって流れ出る小便は華やかなカーニバルの裏の部分だ。
 早朝、犬の散歩をしているとにぼんやりと男性が歩道の隅にしゃがんでいるのが見えた。目が悪いので、最初何をしているのかまったくわからなかったが、近づくにつれはっきりしてきた。な、なんと大便をしているところだった。いくら急に差し込みがあり我慢できなかったにしても、もうすこし場所を選ぶことはできなかったのか! 顔をそむけて通り過ぎるしかなかった。
 車と車の間から、30前後の女性の顔がのぞいた。何をしているのだろう?? 横を通り過ぎた時にちらっと見ると座って小便をしているところであった。
 見たくもないのに、なぜかいつも、そういう場に出くわしてしまう。
 サンパウロのセントロで、大通りの陸橋階段わきや、ちょっと物陰となった建物脇に入り込むとそれこそもう大変である。こうした人の目に付きづらい場所は、路上生活者の便所と化しており、激しい臭いと大便まみれなのである。週に何度かは清掃人が水できれいに流しているが、もし清掃人がいなければ、サンパウロの町、特にセントロ付近は糞尿の臭いで耐え切れないだろう。
 もう3かれこれ0年くらい前になると思う。ペルー・リマのセントロは小便の臭いが充満していた。公衆便所がないので人々がそこいら中でしていたのであろう。リマは半砂漠の地にできた街なので当時水があまりなく洗いながす水がなかったのであろう。なのでのペルー、リマの思い出はずっと小便臭と古い建築物であった。何度かいくうちに臭いは消えていたので水で洗い流すようになったのではないだろうか。
 大小便は、もう少し、目に付きにくいところでして欲しい。しかし、公衆便所がまったくといっていいほどないサンパウロではしかたがないと言えば仕方がないことではあるが・・・・。ちなみに多くの人は、差し迫るとバールや店やで便所を借りるようである。

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こういう陰になった場所は危ない。近寄ってはいけない


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