5・8柴犬リン (2020/05/07)
この頃、やっと柴犬リンが大人しくなってきた。4月ごろに発情期を迎え困っていたがそれも、どうやら治まったようだ。 彼女も1歳になり、少しは大人になった。以前のような反抗的な目つきで見る事も無くなった。むしろ僕に甘えるようになってきた。これが普通の犬だと思うが、この犬は違った。小さい時から独立心が強く、ダックスフンドのジジババ犬はいじめの対象でしか見ていなかったし、僕にあからさまには反抗することはなかったが、あきらかに不満げな顔や、態度を示した。 ユーチューブで見て、これは柴犬のひとつの特性だということを知った。中には大人しい犬ばかりを掛け合わせて作った大人しい柴犬もいるらしいが、もともとの猟犬としての血が色濃く残っている犬もいるらしい。 毎日、ドッグフードでなく、コメを炊いて、野菜肉を刻んで入れ餌を作ってやり、散歩に連れていくうちに僕に対する信頼感が生まれたようだ。どんな野良犬が襲ってきたときも庇ってやったし、(本当は彼女が飼い主を守るべきだと思うが)、路上生活者が襲ってきても僕が守ってやった。そうするうちに僕のいうことをよくきくようになった。ここまでくるには苦労した。 ほんとうは、仔犬を産まして売るつもりで血統書付きの純血種を買った。まだ、ブラジルには柴犬は少なく人気の犬種なのだが、僕には犬の生産工場のようなことはできないことがわかり、諦めた。約20万円という大枚をはたいたのに! 実はかなり、この商売に賭けていたのだ。僕には商売が無理なことがよ~くわかった。 それでも仔犬は産ましてやりたい。仔犬が生まれたら、今までお世話になった人にさしあげるつもりでいた。もちろんもらってくれたならではあるが・・・・。今年、雄犬を買うか、種付けをさしてもらうつもりでいたのだが、武漢肺炎騒ぎで仔犬を買うお金もなくなってしまった。頼りの、知人のオス犬は去勢をしてしまっていた。そうこうしているうちに、発情期を終えたようだ。
 | ジジ犬ニンジャと柴犬リン。ニンジャは何度も死ぬような傷をおわされている。一方リンは、ニンジャにはほとんど歯がないことをしていてまったく怖がらない。 |
|
|