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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
5・12 武漢肺炎が防ぐ [画像を表示]

5・12 武漢肺炎が防ぐ (2020/05/10)  天気は爽快だが、武漢肺炎が町に暗い影を落とす。
 やはり、外出禁止令、商業施設営業禁止令は31日まで延長となった。これに抗議するデモなどが起こることを心配してか? 今日の散歩時間10時前後には、セントロ付近のあちこちで騎馬警官や巡回するパトカーが見られた。今日から車の乗り入れ制限もはじまり、車の数も少ない。
 ネットニュースを見ると、死者が1万1千人を超えた。経済はすっかり冷え込み、投資はここ25年で最悪のー8.9%となった。中国はブラジルの武漢肺炎に恐れをなしブラジル向けの12隻の貨物船をキャンセルしたらしい。これでブラジルでの農作物の買い占めも、武漢肺炎のおかげで少し止むだろう。マスクや防疫服などの医療品のように、世界中で中国の食糧買い占めがすでに始まっていると思う。それだけにブラジルでの買い占めを心配していた。まだ、ちょっと安心ではあるが。
 とにかく中国のやり方はえげつない。数年前、宝石原石店を中国人が買おうとしたらしい。原石だけでなく、原石と店をひっくるめてすべて。店のオーナーは売るのをやめたらしい。一時期、リベルダージ地区の土地や店も買い漁られ、多くの家と土地が売られた。リベルダージの日本人の砦のひとつである日系パレセホテルもあやうく中国人の手にわたるところだった。日本人がなんとか買いささえ、難を逃れた。もし、中国人に売られていたら、リベルダージは今頃中国人街になっていたかもしれない。今でも、着実に中国系の商店が増えつづけている。去年だったか、中国のリベルダージ侵略に食い止めるためか? 地下鉄名が、ジャポン・リベルダージに変更した。
 昔は、リベルダージを歩くと、日本語が日常的に聞こえてきたものであるが、今や聞こえてくるのは中国語である。そのうち中国系の朱色の店だらけにになるのではないだろうか?? 
 別に中国人が、サンパウロに中国人街を造るのはまったく問題ない。しかし、侵略するように日本人街を中国人街にするのはやめてほしい。どうせなら、中国人が多い問屋街、25デマルソあたりを中国人街にすればよい。

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人通りもまばらな、武漢肺炎下のリベルダージ


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