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     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
5・16 朝の楽しみ [画像を表示]

5・16 朝の楽しみ (2020/05/15) ブラジルでキノコ栽培をしたいとずっと思っていた。日本ではキノコの栽培農家でなくても、菌を植え付けたキットを簡単に手に入れらるが、ここはブラジル、なかなか簡単にはいかない。
 2000年あたりから、サンパウロやリオなどの大都市を中心にキノコブームが起こった。シメジや椎茸がレストランで使われはじめ、ブラジル人も、マッシュルーム以外のきのこのおいしさを知るようになったのだ。最初はリベルダーデでのみ売られていたシメジが、普通のスーパーでも見られるようになり、フェイラ(青空市)でも売られるのを見られるほどになった。
 きのこを生産する農家が増え、値段もどんどん下がってきた。一番安いシメジ・ブランコと呼ばれる白っぽいシメジ(シメジではなくてヒラタケの仲間という話もあるが、ネットで調べたが僕にはよくわからなかった。シメジほど香りはないが、歯ごたえがある。今ではシメジ・ブランコにすっかりなれてしまった)、は寒い日が続いた後、急に温かくなると大量に出て来るようで200グラム入りの1パックが50円ほどでリベルダージで売られる。きのこ大好き人間の僕は、こういうときに、1キロ入りの袋で購入する。冷凍庫に小分けにして保存し、あらゆる料理に入れて食べる。
 幸運なことに本シメジの菌床を分けてもらった。とにかく嬉しかった。熱望していたシメジの菌床! 起きると菌床を見に行くのが朝の楽しみになった。
 頂いた、ビニール袋に入った菌床の上部ビニールを開けて霧吹きで乾かないよう水を撒いた。一応、破る前に、日本の菌床キットのサイトを見て確かめると、開けて水を含ますようなことを書いてあったので、てっきり開けるものと思ったのだ。しかし、実際は開ける必要はなく、そのまま何もしないで、日の当たらない場所に置いておくだけでよかったのである。無知とは恐ろしい!
 それでもシメジは5日後に生えてきた。おそらく菌床がかわかないように霧吹きでこまめに水を与えていたことが幸いしたのだろう。小さな灰色のカビのようなものが生えたと思ったら、ぐんぐん大きくなった。しかし、ここ2,3日、冷え込みで、生育も発芽もしなくなった。ちょっと心配であるが、おそらく冷え込みのせいだと思う。
 熱帯魚を買っていたころ、魚たちが無事であるか見るのが朝おきての日課であった。大きなものは2m近くの水槽で、その他大小4,5本に結構の数の魚を飼っていた。毎朝、起きるのが楽しみは、それ以来である。
 ちなみに、アマゾン原産の魚もアジアで養殖されたものしか購入できなくなり、飼育は魚が高いうえに面白みもなくなった。電気代も半端でないので止めてしまった。

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