5・23 オーガニックフェイラ (2020/05/22)
朝7時で20度と幾分温かいが、早朝には雨が降ったようで、まだ道路が濡れている。今も、いつ再び降り始めてもおかしくない空模様である。 今日は、オーガニック・フェイラ(有機野菜の青空市)に買い出しにいく日。バスで20分ほどの開かれているアグア・ブランカ公園に行く。行き始めた頃は、バスに乗ってわざわざ野菜を買いに行くということが面倒くさかったが、今ではすっかり慣れてしまった。バスの車窓から普段は通ることはない街の様子を見ることができるので、むしろ楽しみでさえある。 それにしても、毛布でくるまって寝る人が増えた。雨をよけになる高架の下は路上生活者がゴロゴロ寝ている。特に地下鉄の、温かい風が噴き出る通風孔の上には多い。 最近、このフェイラの値段と普通のフェイラとの値段は大きくは違わないのでありがたい。武漢肺炎を考慮して値段をあげていないのだろう。ただ、値段を上げているところも、中にちらほらあるので、すべてのテントが近い将来一斉にあげそうである。ガソリンも12%上がったし、値上げされても仕方がないだろう。 売っている人々のほとんどは野菜の栽培農家で、市内近郊都市からきている人が多い。それだけにガソリンの値上げは値上げのきっかけになりそうである。 最近、ベランダ栽培をやっているが、思うように発芽しないし、発芽してもうまく育たない。農業の難しさを実感している。 ある農家の知人がいうには「農家ほど儲からない職業はないよ。だから息子たちには無理につがすつもりはないよ」 オーガニック野菜が注目されるようになってやっと、そこそこやっていけるようになったという。最初、この話を聞いたときには、きっとやり方がよくないのだろう、と思っていたが、自分で種まきをし発芽させて、ベランダ栽培をやってみると彼のいうことがよくわかる。ましてや、農薬を使わないで行う農業はかなり難しと思われる。情けないことにベランダ栽培でさえもうまくやれないのに、大きな畑になるとそれはそれは大変だろう。ただ、プランター、鉢での栽培管理はなかなか難しいそうではあるが・・・ 目標は近郊の小さな農場で自給自足しながら生活していくことであるが、金を稼ぐことは非常に難しいだろう。最近、栽培の難しさを実感している。 ,
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