5・26 日本の友人へのメール (2020/05/25)
皆さん、お元気ですか? 僕も武漢肺炎に感染することなく、なんとか元気でやっています。 現在、ブラジルは武漢肺炎の猛威にさらされており、死者が1日で806人、総数23472人(5・26)もでるという悲惨な状態です。感染者はなんと31万人越え、ついに世界第2位になってしまいました。それでもサンパウロ知事のジョン・ドリアはロックダウンをする予定はない、と言っています。えらい! もし、ここでサンパウロ市をロックダウンすると、経済がストップしてますます死ぬ人もでるでしょう。ブラジルは経済と武漢肺炎の抑制に対する微妙な匙加減が必要だと思います。ボルソナーロのアホは経済優先ばかりです。フランスでは報道機関では「無知な独裁者」と言われているようです。 ブラジルは真冬に向かっていますから、これからますます気温は下がります。(ちなみに今日は11度。温暖なサンパウロにすっかりなれてしまった身にはかなり寒く感じます。北海道で生活できたことが信じられません。)まだまだ武漢肺炎のピークを迎えそうにありません。路上生活者やファベーラ(貧民街)の住人に、これからますます死人がでるでしょう。 武漢肺炎をさらに悪化させているのがボルソナーロの政権だと言われるようになってきました。保健省の大臣は、2人目が就任しましたが1っか月もたたない間に辞めてしまい、法務大臣も辞めてしまいました。ボルソナーロは息子議員や友人、知人を各所で優遇し、州警察の局長に任命するなどやりたい放題です。武漢肺炎に乗じて好き放題やっているという感じです。支持率はどんどん下降していますが、熱烈な支持者が未だにおり、先日も集会をしたようです。経済優先はブラジルのような国では僕も仕方がないと思いますが、あまりにも偏るのも問題です。彼のやり方は醜く、ひどい。このままだとブラジルは崩壊するのではないかと心配です。この期に乗じて中国は大豆を爆買いしているようです。中国とボルソナーロが手を結ばないかと心配です。 このままいくと心配です。今はとにかく緊縮緊縮でやっと生活している状態です。日本に帰るにも、帰れない状態なのは辛い限りです。
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