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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
6・18 撮影の覚悟 [画像を表示]

6・18 撮影の覚悟 (2020/06/17) この頃、空気が乾燥しているようで、栽培しているシメジや植物の土が乾燥してきた。スプレーで水霧を吹きかけていたが、どうもその分量が分からない。シメジキットは部分的に白から茶に変わってきたし、せっかくでてきた芽は寒さもあってほとんど枯れた。まずい! おそらく水霧をかけすぎなのだろう。
 今は使っていない水槽のことを思い出した。うちには飼育していた熱帯魚の水槽が10本近くある。いつかまた、余裕ができたら飼い始めたいと思っているがなかなか余裕はできてない。水を抜いて空のままになっている。これにいれて、湿度を高い状態にしてみてはどうだろう。
 これがうまくいったようだ。できるだけ湿度を保てるように上部をビニールなどで覆った水槽は、気温が下がっても水槽の中は意外に暖かく保たれている。するとシメジがぽつぽつと出始めた。ついでに、ゴミとして捨てられていたランや、発芽させようと水に浸けていたカフェの種も入れた。
 意外とうまく機能しそうだ。武漢肺炎がひと段落ついてきたら、安くて寒さに強い魚(金魚でもいい)を飼いたくなってきた。水を浅くして植物を色々植えれば面白そうである。

 イッペー・ブランコ(白)がアパートの近くで咲き始めた。イッペーには黄色もピンクも紫があるが、ブランコが一番好きである。イッペー・ブランコは遠目で見るとサクラそっくりで、日本の春を思い出させてくれる。目をつけていたイッペー・ブランコの咲いた場所に行くと、すぐ近くに路上生活者がいた。本当は路上生活者がいるところでは、できるだけ写真をとらないことにしているが、どうしても撮りたくて、ぱぱっと撮影をする。最近始めた動画も撮りたいがあきらめた。彼が強盗にならなくても、彼が話したことにより知人友人の路上生活者が襲ってくる可能性は大きい。以前、近辺で写真を撮っていると、警官がよってきて「この辺は、路上生活者や変な奴が多いから危ないよ。写真はやめた方がいい」と言われたことがある。僕としては、彼ら警官がいたから撮り始めたのだが・・・。危ないことは、良ーくしっていた。撮っているところを見られるとその時襲われなくても、別の場所で襲われる可能性も十分ある。撮影しているのを見た奴が話して襲われることも当然ある。それだけに非常に注意してる。恐れすぎだよ、思うかもしれないが注意してしすぎることはないと思っている。使うカメラは日本で20万円以上するから、もし、盗られると悔やんでも悔やみきれない。
 ブラジルで写真や動画を撮ることは非常に注意が必要である。日本からきたTVクルーが襲われてカメラを盗られたなんていう話も、以前はよく聞いた。最近はあまり来ないのでそういう話も聞かなくなったが・・・。写真や動画を見ると、これくらいなら俺にも撮れると思うかもしれない。しかし、きちんと撮影するには覚悟が必要だし、強盗に襲われることなく撮るのには意外な苦労があるのである。

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アパートの近くのイッペー・ブランコが咲き始めた。この木の咲かせる花は毎年ショボイが今年はよくがんばった。


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