7・6 消えたカフェの芽 (2020/07/06)
無い! 無い! 何度見ても、カフェの双葉は忽然と消えていた。種から芽吹かせ、毎日大きくなるのを楽しみに、大切に育てていたのでショックはおおきい!! 数年前にも同じようなことがあった。日本から買ってきた花の種をプランターに撒き、数十本芽生えていた。それが、すべて双葉を刈り取られるように食べられていた。そのときもショックは大きかった。 仕業は、野鳥であった。22階にもかかわらず、キジバトを小さくしたような小鳥がときどきやってきていたので、彼らがすべて食べてしまったのだろう。 しばらく、やってこなかったので、すっかり野鳥のことを忘れていたのだ。よりによって一番大切にしているカフェの芽を食べるとは・・・。 サンパウロには、野鳥が結構いて、ウルブー(南米にはカラスがいないが、代わりに黒いハゲタカがいる)は、天気の良い日に風に乗ってグライダーのように飛んでいるし、インコの群れもキャッキャッ鳴きながら煩く飛んでいる。そして鳩も。鳩はベランダに巣を作って、さんざん汚くして飛び去っていった。それ以来、鳩がやってくると、追い散らす。 鳩は空飛ぶドブネズミといわれるほど、いろんなばい菌をもっているし、巣を作ると、あたり一面、糞、羽、フケだらけにしてしまう。初めて巣を作ったときは、そんなことも知らず見守っていた。2個の卵を産み、2匹が浮かした。そのときのベランダの汚れ様はものすごく、羽毛と白いフケのようなものがあちこちに溜まった。病気の感染が怖く、犬たちをベランダに離すこともできなかった。とはいっても、生まれたヒナはさすがに追い出すこともできず、どうすることもできなかった。ヒナの羽が生え飛べるようになってやっと追い出した。一度、ヒナ? 親? が帰ってきてまた巣を作ろうとしたが、そのときは作る前に追い出した。 他の芽はたべられていないのに、カフェの芽だけ食べるとは! 本当にがっくりである。
サンパウロでは、今日から、レストランやバーが開く。先週の木曜日から、リオでバーやレストランが開いた。マスクを装着、テーブルは2m以上開けていること、10時以降あけないことなどが、規則として決められていたが、マスク無しで酒を飲む若者たちがたくさんいたようだ。週末には、海岸や海岸沿いのショッペリア(ビール屋)は人が溢れたそうである。 おそらく、サンパウロも同様になるだろう。 多くのブラジル人は、特に若者は武漢肺炎をあまり気にしない、したくないようである。どうせかからない、かかっても大したことはない、という気持ちがあるのだろう。武漢肺炎を気にしていないということを見せることがカッコイイとさえ思っているのかもしれない。本人はかかってもたいしたことはないかもしれないが、一緒に住む家族が感染し、大変なことになるかもしれないのに。 現在、ブラジルは感染者160万人、死者64900人。もう、武漢肺炎は、ブラジルでは収まりそうな気がしない。共存の道をいくことになるかもしれない。そんな感じがする。人々も終息させるのを諦めているような気がする。
 | リベルダージ(東洋人街)にある街路樹の桜の樹が咲き始めた。もう春は近い |
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