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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
7・29 大多数は・・・ [画像を表示]

7・29 大多数は・・・ (2020/07/28) サンパウロ州のドリア州知事は、武漢肺炎への段階的再開を、各都市によって変えることを発表した。サンパウロ市は8回目の、不要不急の商業活動規制8月10日まで延長したとのことである。この情報は、日本領事館によって送られてきたものであるから、マスコミによるネットニュースと異なり絶対的信用ができると思う。
 規制が延長されたにも関わらず、今朝、通った問屋街25・デ・マルソのお店で規制されているいくつかの店があいていた。これらのお店は活動規制を破っているのだろうか? よくわからない。
 今朝9時半ごろ、セントロと25・デ・マルソを歩くと、思っていた以上に人通りが少なく、お店も閉まっていた。ほとんど通行人がいなかった武漢肺炎流行初めの頃の状態と比べると段違いではあるが・・・。中には店舗自体が売りに出されている店があったり・・・、もしかしたら、もう、完全に店を閉じてしまったところもあるのかもしれない。なんとなく街が沈んでいる感じがあった。しかし、僕が歩いたのは、ほんのわずかであるし、時間も10時前であったから開店前だったのかもしれない。ちなみに、武漢肺炎前は9時にはほとんどの店が営業を始めていた。
 勝手な想像であるが、店を開けてみたが、思った以上に客が入らず、このままでは赤字がかさむばかり、と再び閉めた店もあるのではないだろうか? セントロとその周辺以外の店はどうなのであろうか。
 もう少し金を持った人が集まるリベルダージのメイン通り、ガルボン・ブエノ通りに軒を並べる日本食料品店や美容品関係、お土産店などは大方があいていた。人通りはちょっと前よりは確実に増えている。
 ネットニュースやライブ・ニュースでは、客であふれるバーや屋外テラスでビールを飲みかわす様子を写真に撮ったり、ビデオを撮ったりして流されているが、それほどそのような場所が多いわけでもないようだ。武漢肺炎の影響は、思った以上に人々の生活へ打撃を与えているのだ。失業率はあがっているようだし、今日の早朝はメトロのストがあったらしい。話し合いで通常運行に戻った?? らしいが。
 しかし、皆が金がなくて困っているときに何故、ストをしたりするのか! 困っている時であるから、要求が通りやすいと考えてのことだろうが、腹立たしい。中国共産党のやり口と全く同じだ。 朝、時間がなくてストの要求がなんだったのかよくわからなかったが、おそらく給料の値上げではないだろうか?
 今の日本はわからないが、ブラジルの場合、多くの人は他人が困ろうが、関係ない。自分が良ければ良いのである。あくまでも、「大多数の人は」、である。

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セントロの、サンベントウ通り


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