7・30 未成熟のバナナ・ミナス (2020/07/31)
セントロのオーガニック食材店でバナナを3週間前に買った。バナナ・ミナスというバナナ・オウロに似たものだ。バナナ・オウロは、リオデジャネイロ市から海岸山脈にあるペトロポリスの町に向かう途中の街道沿いの小屋で売られているのをよく見かける。時々サンパウロのフェイラ(青空市)でも見かけるバナナである。 ペトロポリスは、その昔、皇室の避暑地として有名な町である。皇室の別荘が博物館になっており、当時の皇室が使っていた衣服や家具が展示されている。なかなか面白い。良質の水が湧いてこの町で作られるビールはおいしいことで有名だ。ビール工場兼博物館もある。リオに行ったついでに観光してみるのも面白い。 バナナ・ミナスはバナナ・オウロそっくりなバナナで、もしかしたら、ミナスで作られたバナナ・オウロをバナナ・ミナスと呼ぶのかもしれない。みかけは、モンキーバナナ(日本では、最近セニョリータ・バナナとして売られているらしい)によくにている。同じ種類かもしれない。 変わったモノがあるとすぐ買う癖で、思わず買ってしまった。まだ緑色であったったが、熟するだろうと思い買ったのだが、なかなか熟さなかった。1週間目、全然熟した様子はなし。2週間目、ちょっと黄色くなった。しかし、3週間目なっても熟した様子はなく、皮に皺ができしなびた感じがする。実は食べるには硬すぎた。 以前、まだ完全に緑色のバナナを買って、熟しきれず、皮を剥いた実は硬いままで食べれたものではなかったことを思い出した。結局、すべて捨ててしまった。ちょうど同じ感じである。慌ててレジ袋に熟れ始めたバナナ・パンと一緒にいれて様子を見てみた。 サイトで調べると、全然熟れていないバナナは避けた方がよいようなことが書かれていた。やはり、完全に未成熟のバナナを上手に熟れた状態にするのは意外に難しいようである。 それでも、袋に入れたのが良かったのか、なんとか食べれる程度には柔らかくなった。しかし、甘みも酸っぱさも足りない、ぼけた味だ。 なので、オウロとミナスが同じバナナかわからなかった。大きさがおなじなのでおそらく同じものではなかろうか? バナナ・オウロはずっと甘く酸っぱかったような気する。しかし、うまく熟成させることができなかったので、実際はどうか分からない。
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