8・2 バナナ・マッサン(リンゴ・バナナ) (2020/08/01)
今日のオーガニックフェイラ(青空市、直売の農家の出店が多い)で、バナナを作っている知人の農業家に、バナナ・ミナスのことを聞いた。彼は、日本生まれで日本語はべらべら、ポ語訛りもなくほぼ完全な日本語を話す。 彼によるとバナナ・ミナスとバナナ・オウロは大きさ、かたちはよく似ているが別物らしい。バナナ・プラッタの仲間で、生産はサンパウロでされているものだろう、という。僕の思っていたことは間違いだらけだった。彼の売っているオーガニック・バナナは収穫までに1年2か月をかけるらしいが、ブラジルで、スーパーなどで普通に売られているバナナは9か月で収穫するらしい。「だから、うちのバナナは甘くて濃厚の味がするんですよ!」と言ってにっこり笑った。そうすると、ほとんど甘さも味もなかった、日本のコンビニで買ったバナナは、輸送で時間がかかることもあり、かなり早く収穫されているのかもしれない。ブラジルに来たら、是非一度おいしいバナナを食べてみてもらいたい。 バナナ・マッサン(リンゴ・バナナ)を売っていたので写真を撮らしてもらった。バナナ・マッサンは味がリンゴに似ているというよりは触感が似ているらしい。スーパーなどでもよく見かけるものの、食べたことはほんの数回しかなかった。それも随分前で、味も食感も印象がほとんどのこっていない。買おうとすると、彼が「食べてみて」とくれた。 家でさっそく食べてみると、期待したほど酸っぱさはないものの、食感が少しリンゴに似ている。もっとも、リンゴのサクサク感というよりモサモサ感ではあるが。確かに少しリンゴに似ている味もする。面白い! ブラジルには食べたこともないようなバナナが結構あって本当に面白い。 パラグアイで大量発生したバッタが、ウルグアイにはいり、ブラジルにも入る様子を見せているバッタがその後どうなったか知りたかった。農家の人だったら知っているだろうと、フェイラの知人に聞いたが、「バッタのことは初めて知った」という。バッタがブラジルに来ると、農家にとって死活問題である。まったく知らないことに、むしろ、こちらが驚いてしまった。寒さでウルグアイに止まってしまっているのかもしれない。今後が心配だ。
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