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     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
8・15 慣れないカード払い
 
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8・15 慣れないカード払い  (2020/08/15)  ブラジルで初めて武漢肺炎患者が見つかたのは、今年2月26日、カーニバルが終わったばかりの頃、イタリア帰りの61歳男性からだった。世界では、随分前から拡散がはじまっていた。それまでブラジルでは感染者がでたという話は聞かなかったが、カーニバルでブラジル中に拡散したのでは、と心配したものだ。案の定その通りとなった。それから、もうそろそろ半年がたとうとしている。実はそれ以前にブラジル全国で流行していたという説もある。どうであろうか?
 やっと営業施設も再開されほぼ元に戻りつつある。武漢肺炎下の生活に人々はすっかり慣れてしまったようで、アパートの近くは、依然とほとんど変わらない。人々の旺盛な生活力に感心する。僕はというと、今までカードは使わず、キャッシュオンリーであったが、食料品の買い物はすべてカードとなった。頭の固い昭和の人間だから、未だにカードが信用しきれない。カードの支払いを2度切られたり、カードを盗まれかけたせいもあるだろう。やはりキャッシュが安全で信用できていい。
 カードを使うといっても、ずっと買い物をしてきた場所だけだし、絶対信用が置ける店だけである。ブラジルでのカード使用を全く信用していないのだ。
 友人がどこでもカードを平気で利用するのを見て羨ましくさえ感じる。僕には、それほど絶対的信頼をカードに寄せることはできない。結局は、肝っ玉が小さいのであろう。
 ブラジルでは、すっかりカード払いが主流を占め、フェイラ(青空市場)でも、WIFIを通じて携帯読み取り機で支払いができる。僕なぞは、ついデーターを盗まれるのではないかと思ってしまい、今までは現金のみであった。しかし、武漢肺炎の流行でお金が入らないのでカードを使うしか支払う手段がなくなってしまった。いまだに、暗証番号の入力に緊張してしまう。

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数年前東京のデパートでカード払いをしたとき、安全性の面でブラジルより随分遅れているのに驚いた。やはり日本人はブラジル人ほど悪人がいないからだ、と思った。今はどうだうなっただろう


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