9・2 夢のまた夢 (2020/09/02)
また、気温が下がってしまった。 窓を開けて外をみると、曇り空、そのうえ肌寒い。はたして散歩のあいだ天気はもつであろうか? 散歩中にポツポツきそうな気もするし・・・。微妙である。リンはそんな僕を見透かしたのか、すぐそばでクウクウ鳴いて散歩に連れて行って!と要求している。近くをぐるっと周って歩いて帰ってこうようか。迷うところである。う~ん。 最近、シャワーの電熱線が1本切れ、水があまりあたたまらないので、散歩から帰っばかりにすぐシャワーを浴びるようにしている。武漢肺炎でブラジルの仕事がなくなったために無駄遣いはできない。寒くても、新しいものを買わずに我慢している。トイレの排水も詰まり気味だし、困ったものである。それでも我慢できないことはない。飲み水も、今までミネラルウォーターを買っていたのだが、収入がないので、水道水を1日以上天日のしたに置き、上ずみの半分を利用している。さらにそれを完全沸騰させている。水はお茶かコーヒー、そして料理に使うだけなので2回以上は煮沸させることになる。これで舌に感ずるまずさはなくなった。こんなことになるのなら、日本から濾過機を買ってくればよかった。替えのフィルターが簡単に手に入るブラジルで濾過機を買おうと考えたのがバカであった。一度ブラジルで濾過機を探したが良いものがなかった。胡散臭い会社が多く、結局、買うのをやめた。日本のメーカーなら、ろ過できる物質など詳細に書かれているが、僕が見たブラジルのメーカーはサイトさえなかったし、売り場に行ってもまともなチラシさえなかった。係りのおばさんに尋ねてもなにも解らなかった。むしろ嫌な顔をされた。本当にがっかりした。 それやこれやが重なり、今は超不便な生活である。雨風をしのぎ、食事を作れる程度で快適な生活からは程遠い。それでも、慣れれば少し不便に感じる程度にはなってきた。 一緒に住んでくれる、きれいな日系女性を見つけようと一時期思ったが、今となっては夢のまた夢となってしまった。
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