9・9 目くじら (2020/09/08)
犬の散歩を終えて、アパートのある建物に入ろうとすると、アフリカ系混血おばあさんが出入り口で門番とインターフォンで2匹の犬を連れ話し込んでいる。終わったかと思うとまた話し始めた。「・・・で、今日あんたは、何時までいるの?・・・」アパートの住人のお手伝い? なのか? 彼女は僕が入るのを待っているのを知っているはずだ。 あきれた。もし東京の日本人だったらいらいらして文句をいっただろう。ブラジル人でも短気の人間だったら文句をいったと思う。まったく他人のことなど考えない、いかにもブラジル人らしい行動だ! 自分が同じ状態にされたたらきっと怒るだろうに。人間のレベルが・・・ 「入るの?」そういい残してオバンは犬を連れて行ってしまった。 後で考えると、もしかしたら、あのオバンは僕が待っていることをしらなかったのでは? という気がしてきた。いくら何でも知っていて、話はつづけないはずである? う・・・ん?? しかし、その辺のずーずーしさがブラジル人である。さらに、待たされたのはほんの2,30秒である。わずか、それくらいのことで目くじらを立てて怒るとは思いもしなかったのかもしれない。
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