あー、もう・・・嫌になった！！　買って取り換えたばかりの電熱線が2本とも切れたようだ。 　シャワーを開けてみると、電熱線がやはり切れていた。ブラジルの場合、ほとんどの一般家庭で使われているのは電熱線で水を温める方式のシャワーだ。裕福な家庭では熱いお湯が存分に出る、ガス湯沸かし器のシャワーだろう。 　サンパウロの安い連れ込みホテルでもたいてい電熱線型だ。電熱線型のシャワーでは蛇口に触った瞬間にびりっと電気ショックを受けるところもあるから気を付ける必要がある。僕も何度か経験した。さーシャワーを浴びようと思ったところに、真っ裸で電気ショックを受けると何とも情けない気分になる。 　うちのシャワーを開けてみてみると2本ある電熱線の2本とも切れていた。じじっと音がして火花が見えたのでショートして２本とも切れたようだ。 　今日、新しいシャワーを購入しようと電気屋に行った。ふと横を見ると約半額の値段で電熱線が売られていた。かれこれ1年近く使ったからいろんなところが錆びて、全部取り換えた方が良いと思っていたのだが、最近お金がないのでついついケってしまった。近くにいる店員に聞く電熱線をとりかえるのは簡単らしい。 　よし！　取り換えてお金を浮かせよう！！　その安易な考えがまずかった。簡単に取り換えることはできたのだが、水を出した瞬間、すぐに1本きれてしまった。もう一度水を流すと2本目も簡単に切れてしまったようで、お湯が出ない。おそらく各部署に錆ができていてショートしてしまったのだ。ショック～ 　安いと言っても今の僕にとっては、大金である。う～！！！！　明日もういちど本体ごととりかえるしかないようだ。あ～、も～・・・。お金をケチったのがまずかった。

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