10・3 内臓料理 (2020/10/02)
ミナスジェライス州では、流れてきたパンタナール火災の煙に加え、暑さと乾燥がひどいようだ。サンパウロでも、今朝、起きるて服を着ると、暑くてなんとなく汗でベタつく感じがした。普段ならさらりと乾いているのに! シャワーを浴びようかと思ったが、フェイラ(朝市)に買い出しに行くのにこれ以上遅くなりたくなかった。今日は犬の餌を作るのに手間取り、すっかり遅くなってしまったのだ。喧嘩をしないように、犬たちを分けて部屋に閉じ込めるので、しっかり大小便を終えたかどうか見る必要がある。なので、さらに出かけるのは遅くなってしまった。 火曜日に、犬の餌用に友人に勧められて買った、内臓はてっきり牛かと思っていたら豚であった。基本的には、豚は残飯も餌に与えていると思われるので内臓は買わないようにしているのだ。自分も食べないようにしている。気持ちの問題であるだろうが・・・。飼った内臓は舌、肺? 肝臓、心臓などが一緒になっていた。冷凍庫にいれるために仕分けをしていて、舌と心臓が随分小さいので豚ということがわかったのだ。 ブラジル人は豚の内臓を細かく切ってニンニクや玉ねぎ、様々な香料を入れて料理してたべるらしい。この料理をサラパテウと呼ぶ。原型は、奴隷制時代の、奴隷料理らしい。ブラジル料理として有名なフェジョアーダもそうらしい。?? 何度かフェジョアーダの歴史を調べたがはっきりしたことは分からなかった。ただ一般的な説は、主人がすてた内臓などを奴隷が拾って豆とぐつぐつ煮たものがフェジョアーダだと言われているが? 実際は違うという説もある。 サラパテウは、何度かノルデステ(東北伯)で食べたが、こってりしすぎていることと内臓の匂いが強くて、僕はあまりすきになれなかった。ホルモンは大好きであるが、肝臓はすきではない。肝臓の匂いや味がしてあまり好きになれなかったような覚えがある。 マンジョッカの葉と内臓を煮たマニソバもサルバドールで食べたがあまり好きになれなかった。人に言わすと、おいしいものを一度食べると病みつきになるという。僕の食べたものが、ちゃんとした(おいしい)ものではなかったものかもしれない。料理の仕方によって随分味がかわりそうな料理なだけに作る人の腕によって、味もかわるのではないだろうか?
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