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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
10・14 リンのイジメ [画像を表示]

10・14 リンのイジメ (2020/10/14) しばらく、リンのジジババ犬に対しイジメ? はなかったのだが、今朝、突然勃発した。
 いつものように、ニンジン・ジュース作った後、スロージューサーを洗っていると、突然リンの唸り声とジジ犬の悲鳴に似た鳴き声がした。急いで寝室に行くと、リンがベッドの下までジジ犬をおいかけて襲っている。血がぽつぽつと数か所に飛び散っていた。
 慌てて、リンをベッドの下から足を引っ張って引きずり出すが、まだ我を忘れたリンはジジ犬を襲うとする。何度か叩いてやっとリンは我に返った。しばらくなかったのに・・・。出血場所にプロポリスクリームをつけてやろうとジジ犬もベッドの下からだすが、完全に怖がってびびっている。見た目、ほとんど出血は無いが、口の中を切ったようだ。
 リンは今年1歳になる柴犬である。先週、狂犬病の注射をするときに体重を測ると、去年最後に量った時に比べ4キロ増え12キロになっていた。もう今や立派な成犬である。
 リンはかなり変わった性格の犬うえ、気が荒い。子犬でうちにきたときから独立心が強く、ジジババ犬に一切甘えるところもなく、僕が叱ってもヘンという感じであった。それがうちにきて半年ほどたってキャインとなくようになった。それまではぶすっとして強情で意固地、少々叩いても鳴くような犬ではなかった。それが徐々に甘えるようにさえなってきた。今までに洋犬や雑種、十数匹の犬を飼ってきたがどの犬とも違った。ただ頭は抜群に良かった。
 サイトで日本犬は狩猟犬であるから強情で意固地の犬である、という記事を読んで納得した。柴犬は日本では普通に飼われているし、飼いづらい、性格が悪いなんて話を僕は聞いたことがなかった。しかし、数人の友人から「日本犬は飼うのはたいへんだよ~、なつくとすごく主人思いの犬になるけどね」という話を飼ってからはじめて聞いた。まさにそのとおりであった。しばらく、リンの躾けには悩された。「日本犬なんか飼うんじゃなかった」それが正直な気持ちであった。日本犬を普通に何の問題もなく飼っている日本の人が不思議でならなかった。
 リンは外面が良く、初めて会う人などには評判がよかった。ブラジル人には綺麗に見えるようで、リンを見るほぼすべての人が「リンド(かわいい、綺麗)」を連発した。小さいころはブー犬だったのに大きくなって、確かに綺麗になった。
 他の犬からも目を? 臭い? を引くようで、外に出るといろんな犬がよってくる。そのたびに僕が守ってやらないといけなかった。結構ビビりなのだ。そのくせ僕が襲われそうになっても助けてくれないし、反対だろう! と言いたい。主人が襲われたら守るのはお前の役目だろうと。
 今までリンの散歩をしていて数度強盗におそわれたが、一度も守られた覚えはない。せめて吠えてしらせるくらいのことはして欲しい。ちなみに、すべて未遂で難を逃れてはいるが・・・。

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リン


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