10・19 犬は主人を守る? (2020/10/18)
「犬は主人を守るのか?」 これは長年の僕の疑問であった。僕としては、犬は、主人を守る、と思いたい。しかし、今までいろんな犬を飼ったが、僕を守ってくれた犬はいない。むしろ、僕が野良犬などから守らなければいけなかった。 犬を飼っている日系人友達の何人かに聞いてみた。 ある日系人はちょっと考えて、「う~ん、犬は、犬は友達だね!」という答えだった。そして、もう一人の友人は「家に泥棒が来ても犬たちは、守ってくれなかったね~。前の家でも強盗がはいったんだけど、全然だったって言ってたよ。吠えもしなかったらしいよ」という答え。自分の経験も考え合わせば、どうやら多くのブラジルの犬は主人をまもらないようだ。しかし、中には立派に主人を守る犬もいるのではないだろうか? そう思いたい。 昔から番犬として良く飼われているし、からかって、主人を叩くふりをしたりすると怒りかかってくる犬はよくいる。なので主人を守る、と思いたい。しかし、実際、ほんとうに殺されるような危険を察知したり、銃の臭いをかいだりすると、多くの犬は物陰に隠れて出ても来ないらしい。やはり、犬も怖いものは怖いし、殺されるのは怖いのだ。 友人の一人から、強盗がきたときに吠えもしなかった、と聞いて、それはさすがに疑ってしまったし、ショックだった。犬によっても随分違うのだろう。ブラジルの大半の犬は主人が襲われても何もしないようである。
 | 柴犬リン。日本犬だから主人に忠実で助けてくれる、と思ったらそんなことはなかった |
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