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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
11・20 襲われたジジ犬 [画像を表示]

11・20 襲われたジジ犬 (2020/11/18) 犬たちの餌をつくり、彼らが食べた後、自分用のニンジンジュースを作っていた。今日は何故か、ババ犬の食欲がなかった。年が年だけに気にかかる。小さく切ったニンジンをジューサに入れていると、突然リンの唸り声とジジ犬のオォンオォンと泣くような声が聞こえた。リンがジジ犬を攻撃しているのだ! 慌てて2匹の犬がいる寝室に駆け込む。赤い血が点々と飛び散っている。リンがジジ犬を追ってベッドの下に頭を突っ込んでいる。ああ~、気を付けていたのに! リンを追い払いジジ犬を助け出す。左目近くが噛まれ、口から血が出ている。
 リンは昨日から発情期にはいり出血していた。普通以上に気が荒立つので気をつけなければいけない、と思っていた矢先の出来事であった。雌犬の臭いに惹かれ、ジジ犬はちょっかいをかけたのかもしれない。あるいは、ジジ犬が何もしないにじれたリンがいら立ち、襲いかかったのかもしれない。おそらく後者がただしいような気がする。リンが、「ほら舐めなよ」と言わんばかりにジジ犬に性器をみせつけ、舐めるのを待っているのを何度か見ている。ジジ犬は来年の初めによぼよぼの17歳、リンはメスむんむんの2歳になる。去年は、むらむらしたのか? ジジ犬は、リンにのりかかろうとしたが、今年はとてもそんな気力は見えなかった。これくらいの年の犬は3か月たっただけでも、老け込んだように見えるのだから、ましてや1年もたつと、それこそよぼよぼだ。さほどの傷ではないが、もしかしたら死んでしまうかもしれない。最近はボケはじめたようで、眼も鼻もよくないようであった。そのため反応も鈍いから余計年を取ったように見える。
 念のために、息子にメッセージを送った。ジジ犬は、今は僕が飼っているが、息子に誕生日プレゼントとして買って与えた犬だったからである。
 「死ぬかもわからない」と書くと「見たくない」と返事がきた。「好きにしろ、とにかく教えたから」と返信を送り返した。しばらくして「後で行く」との返事がきた。
 化膿しないように血が出ていたところはプロポリスクリームを塗り、落ち着かせるためにやさしく名前を呼びながら撫でてやる。口の中は嫌がって塗ることができなかった。おそらく今日がやま場だと思う。

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柴犬リンに襲われたジジ犬16歳、今夜がやま場か・・。かなり気を付けていたのだが・・・


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