12・18山の中の生活 (2020/12/16)
今朝目が覚めたのは6時半だった。いつもは5時には目覚めているのに。今日は5時ごろ雨が降ったため散歩に行かなくてもいいと、つい気が緩んだせいかもしれない。 慌てて起きて、犬の餌を作り恥める。小分けにして冷凍していた豚の内臓を解凍する。電子レンジのような便利機器はない。冷蔵庫以外たくさん電力を食うものは家にはおいていないから、自然解凍である。考えてみれば、うちにはPC以外便利機器や洗剤などは一切ない。洗い物はすべてお湯を沸かしてすます。 アパートにはゴキブリがいるが、そのゴキブリを犬たちが食べたりするから、殺虫剤や洗剤のような化学薬品を使えないのだ。洗い物をするときは熱湯消毒を兼ねて熱湯を使う。洗い物をするたびにお湯を沸かすのは面倒くさいが、犬たちが病気になるよりはいい。 だいたい洗剤はもとより嫌いである。大学時代に山小屋でひぐま研究会の人たちと生活を共にすることが多かった。彼らは自然を愛する人たちで一切洗剤等を使わなかった。僕も自然にその習慣が身についたのだ。なので、今、うちには洗剤がない。いつも熱湯消毒したのちに水ですすぐ。ほとんど油を使わないから別にこれで大きな不便はない。大都会のかれこれ築60年の古い高層アパートにすみながら、北海道の山の中の生活を今もつづけている。
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