12・31 日本お正月、ブラジルの正月 (2020/12/30)
まだブラジルは大晦日、12時間時差のある日本はすでに新年を迎えている。あの日本の寒く、厳かな正月の雰囲気が好きであった。 こちらの暑い正月に慣れたのは、つい2,3年前である。それまでは毎年暑い正月に妙な違和感を覚えていた。頭が固いので、こちらの新年に慣れるまで20数年かかってしまった。そう考えると我ながら驚きである。 人によっては、僕は日系人? 中国人?とみえるようで、日本の日本人とは言われなくなって久しい。それなのに、頭の中の多くの部分は、まだまだ日本の習慣や日本人の考えを引きずっている。一人で多くの時間を過ごし、ネットで見るのは日本のサイトばかりだからかもしれない。家にテレビがなくブラジルの番組をみないことも少なからず影響しているだろう。 容姿はどんどん朽ちていき、日本の日本人からかけ離れていく。あ~、この矛盾。おそらくどんどん駄作なっているのだろう。多くの中国人や日系人はいまいち垢抜けない。彼らに間違えられるということは、僕自身も決してあか抜けてはみえないのだろう。もう、単なるおじさんだし・・・よけい、そうみられてしまう。悲しい現実である。 明日は新年。日本だと正月3が日はたいてい休みであるが、ブラジルにはそんな習慣はなく2日から仕事がはじまる。う~む、やっぱり慣れない。コタツに入って、おせち料理を食べて・・・、そんな正月がやっぱりいい! そういえばコタツなんてほとんどの家庭にないという話を妹から聞いた。日本にも僕の知る昭和の正月は無くなってきているようだ。
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