1・15 柴犬リンもはや2歳 (2021/01/14)
柴犬を飼ったとき知人から「大変な犬を飼ったね!」「・・・・・」「でも、信頼関係を築ければ、すごくいい犬になるよ、柴犬は」と言われた。もう、一人の知人からも「柴犬は大変だよ」と言われた。しかし、2人からそう言われる前に既に、仔犬を購入していた。そんな話、今まで聞いたこともなかったので驚いた。「日本の人は誰もそんなことはいっていないのに・・・」すぐには信じられなかった。 今まで何十匹もの犬を飼ってきたが、和犬を飼うのは初めての経験だった。仔犬がうちにきて一週間後、彼らが言った意味が解ったような気がした。今まで飼ったどの犬より賢く舌を巻いた。便所をする場所は1日で覚えたし、つけた名前は2日で覚えた。さすが日本の血が流れる犬だ! と思った。 しかし、しかしである。驚くほど強情なのだ。身体を洗うのも、爪を切るのも大嫌いだった。小さな体をして暴れまわり、洗うことも、爪を切ることもできなかった。あまり無理にやりすぎるのも良くない、と何かで読んだことを思い出し、やりすぎないようにした。しかし、数度目かのシャンプーのときあまりに暴れ、ついに僕もキレてしまった。だめだと解りつつも、あまりに腹が立ってタライに投げ込んでしまった。できるだけ抑制するようにしているがキレルとめちゃくちゃやりすぎてしまう。リンも少し驚いた顔をしてベッドの下に逃げ込んだ。それからも数度キレてしまった。何度か歯向かうそぶりをみせたことがあったが、リンも僕が怒ると怖いと知ったようで、従順になった。僕もできるだけ怒りを抑え込みリンには接するようにした。過度に怒らないように追い詰めないように気を付けた。 そして、リンも2歳になり大分落ち着き、よく言うことを聞くようになった。確かに躾けに苦労はしたが、ほとんど無駄吠えをすることも、粗相をすることもなく、今では立派な成犬である。
 | リンが生きている間は僕もがんばろう、という気になってきた |
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