2・15 カーニバル真っ最中ではあるが・・・ (2021/02/14)
本当は、今日はカーニバル真っ最中で、僕の住むセントロ(正確にはほぼセントロ)ではカーニバル・デ・ルア(路上カーニバル)の行進がひきりなしにおこなわれているところである。ところが今年はパンデミックでカーニバルの行事が中止され行進は一切ない。毎年その喧騒にすこしうんざりしていたが、ないとなると何かものたりない。 こっそりとプライベートのカーニバルフェスタ(カーニバルパーティ)が行われているそうである・・???。武漢肺炎感染の危険、罰金の危険を冒してまでカーニバルパーティをしたい、という気持ちは僕にはわからない。ダメだと言われるとますますしたくなるのが人情というものかもしれない。 サンパウロのカーニバル・デ・ルアは、全国でもすっかり有名になり、地方から訪れていた人もたくさんいたらしい。サンパウロに住む人もわざわざ旅行を取りやめて、カーニバル・デ・ルアに参加する人もいたらしい。 僕がみた感じではビールや瓶ワインやウォッカを飲みながら仲間とワイワイ言いながら軽く踊りながら歩いているだけの人がほとんどであったが、それはそれで楽しいのだろう。もっとも好きな音楽が流れると、途端に踊る人もいた。男性は女装をしたり、女性はトップレスや半裸に近い人もいる。知らない同志がよだれをながしながらキスしたり、同性同士が激しいキスをしたり, おそらくカーニバル・デ・ルアには普段できないようなことができる解放感が満ち溢れているのだろう。その解放感は参加した人しかわからないものかもしれない。もっとも僕には病気にかかるリスクを考えると、とても同様の解放感を味わう気にはならない。勇気がない! と笑われようと病気に感染して長く苦しむよりはいいと思っている。 僕の日本の地元高知にも夏になると毎年よさこい祭りがあり、1日じゅうテレビで踊りの様子がながれていたことを思い出す。高校を卒業するまで高知にいたが一度も祭りに参加したいと思ったことはなかった。カーニバルも同じで写真は撮りたいと思うが参加したいと一度もおもったことはない。 しかし、打楽器の音を聞くと不思議に血がざわつく。太鼓や簡単な楽器の音は人の気持ちをざわつかすのかもしれない。 僕がブラジルに来たばかりの頃、「カーニバルが終ると秋風が吹く」と教えてもらったが、確かにそのとおりで最近なんとなく秋っぽくなってきた。
今日の気のかかったブラジルニュース
・ブラジルは中国大使の交代を2回求め、中国は無視 ・専門家によると、covidに対するワクチンは生殖能力に影響を与えず ・消防士、南京錠を指に付けたまま8日間のホームレスの男性を救助 ー寝ているあいだに何者かにつけられたらしい。 ・ブラジル、今週の日曜日にパンデミックによる死亡者の平均が最も高く、死者1,105人 ;アララクアラ(サンパウロ州の郊外都市)は封鎖を命じ、違反者に最高約15万円の罰金 ・パンデミック時のカーニバル、各地のビーチは混雑 ・リオ市、ワクチン不足で、キャンペーンを中断 ・23万9千人のブラジル人が武漢肺炎で死亡
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