9・7姉の死 (2021/09/06)
昨日、3歳上の姉が亡くなった。妹からメッセージがきたのだが、当初信じられなかった。 前回、日本に帰国した際、大喧嘩をした。横にいた妹が驚くほどの口論だった。そのとき、もう、会うことはないだろう、と思ったが、それが現実のものとなってしまった。できればもう一度冷静に話したかったがそれができなくなったことが残念でたまらない。土佐では気が強い女を、はちきん、とよぶが姉も一見大人しそうにみえたが立派なはちきんであった。 父の15年周忌をやっていて突然座ったままうつ伏せになったらしい。そのときにはもうこと切れていたそうである。まるで寝ているようだったそうである。 おそらくほとんど苦しむこともなく眠るようになくなったのだと思う。苦しまなかったのは本当に良かったと思う。姉らしいといえば姉らしい。 母は50代で亡くなって孫をみることができなかった。姉も61歳でなくなり孫をみることもなかった。せめて孫をみせてやりたかった。非常に残念である。 母が亡くなったとき、そのときには大きな打撃を受けていないと思っていた。しかし、後にじわじわと僕の心に大きな影響があった。考えてみれば、母が死んでから姉は母のように細かな気配りをしてくれた。姉の死も母の時とおなじようにじわじわと影響がきそうである。 成仏することを祈りたい。
|