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南米漂流
     今日のブラジル 写真日記 (Photog...  (最終更新日 : 2023/01/16)
12・15じじ犬、瀕死の重傷

12・15じじ犬、瀕死の重傷 (2021/12/15)  じじ犬が瀕死の重傷をおった。てっきりもうダメだ、と思っていた。この犬は15年前に息子の誕生日に買ってあげたもので、弱虫のビビり犬、そのくせスケベで、良い年をして発情期のむれむれの雌犬リンに向かっていってあえなく沈没してしまった。大体既に去勢手術をしているし、足が短くてとどかなかった。なのでリンはあおむけに寝転がりじじ犬はその上に覆いかぶさった。人間の正上位になり余計になまなましかったが、案の定、去勢しているので出来なかった。去年の話である。 それからほぼ一年たち、もうかなりよぼよぼになってしまった。そのじじ犬がリンに襲われたのだ。
 まだ少し残っているリンのえさ皿にじじ犬がふらふらとちかよっていったようである。リンはうなって警告をはっしたがじじ犬はそれにきづかずリンに襲われてしまった。噛まれた吻からは血が噴き出た。ちょうどこの時、僕は小便をしていた。じじ犬がふらふらと餌皿の方にいくのが見えたので「ニンジャ(じじ犬の名)」と声をかけたので大丈夫だとおもっていた。
 しかし、じじ犬は襲われ、眉間をかまれ血がどくどくと吹き出た。じじ犬はおーん、おーんと泣いた。すぐにプロポリスクリームをぬったおかげか血はすぐ止まったがぐったりし、数時間後には顔は腫れた。てっきり明日までもたないとおもった。しかし、翌朝も、生きていた。顔の腫れはこの時最大だったようで、すこしずつひいていき、痛くて顔を床におとして眠ることもできなかったが、痛みが引いたようで床に顔を落としてねむることができるようになった。食欲も少しでてきたようで餌皿の餌を少し食べた。
 ただ、今度のことがきっかけになり完全にぼけたようである
 小便、うんこもトイレの場所にはしなかった。しかし死ななかっただけでも僕にはありがたかった
 これから世話が大変であるが生き残ってくれただけでもうれしい。


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