6・21電線にぶら下がった靴 (2022/06/21)
主にファベーラ(貧民街)など貧しい地域の電線には左右のシューズの靴紐を結んで 電線にひっかけられているのをよくみかける。なんのためか。いろんな人にきいたが誰もしらなかった。 メルカード近くの電線にシューズがたくさんぶらさがっていたので写真をとっていた。通りすがりの何人かがそれをみてそんなものをとってどうすんだ、といった感じで笑いながらとおりすぎていった。しかし、そのうちのひとりが、俺の靴を写真撮るなら、1枚10レアルといってきた。ほこうしゃがいなくなったのをみてである。ぜったいこの靴はこの男のものじゃない。この噓つき‼ あたまにきて思わず口にでた。その男はなにもいいかえしてこなかった。僕を外国人と思いことばがわからないとおもったのか。びびってすぐ金を出すと思ったのか。あるいは冗談でいったのか、僕はこの手の男は大嫌いだ。何枚か撮って帰りの途についた。 しばらく気分がわるかった。
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