仕事をやめなければならなくなったことについて息子に聞いてみた。 かならずしも息子だけが悪いとはいえないようであった。金を約束通りはらわなかったり、会社側の悪い部分もあった。働いている社員のほとんどがやめることをかんがえているという。息子は短気で一直線てきのところがあるから、こうしたことが我慢できなかったようだ。しかし、おそらく多くのブラジル人はこうしたいわゆるブラックきぎょうでも我慢してはたらいている。 　そう聞くと何もいえなかった。おそらく僕も我慢できない方の人間だから。中小企業の多くがこの手だろう。長い物には巻かれろ、という言葉があるが、それができないのなら苦労はともなう。自分が好きなようにやるしかない！ 　大企業でもブラジルは日本以上に上の人間に気に入られるようにおべっかをつかったり気に入られるようにしなければならない。ぼくにはできない。 　もう、なにもいわない。！　人の下ではたらけないなら自分が起業するか、経営するしかないだろう。

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