アパートの配管修理人が床に大きな穴をあけたままこなくなった。修理途中うに穴をあけたままこなくなるなんてひどすぎる。電話にメッセージを送ったもののなんの返事もなし。管理人に文句を言うと他のアパートの配管がはれつしたためそっちに行ったという。その修理の方が付き次第そちらにむかわせるから、ということだった。ところが、いっこうになおしにこない。管理人にもんくをいうが、きたらすぐ、電話をかけるというばかり、まったく電話はかかってこなかった。おそらく管理人もぐるになっているのではないのだろうか。友人にきくとそいうふうなことはブラジルでは日常茶飯事にあるらしい。 　はじめは大らかな気持ちでみようというつもりであったが、考えているとだんだんはらがたってきた。うったえるつもりだった。とりあえずブラジル人の友人に意見を聞いてみた。うったえても時間とお金の無駄だからやめた方が良いといわれた。僕も最初はそうおもったが腹の虫がおさまらなかったのだ。日本だったら修理をほっぱらかして修理中にこなくなったりすることがあるだろうか。　今の日本ならありそうなきもするが、僕が日本にいたころの日本人はもうすこしまじめだった。 　結局、毎日管理人にもんくをいって圧力をかけつづけなおしてもらうことにした。しかし、まどろっこしい。

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