11・28 時の流れ (2022/11/28)
リベルダージがすっかり変わってしまった。僕がブラジルに来た頃とはまったく違う。あの頃は関西のどこか田舎のまちてきな雰囲気があった。 いたるところから日本語がきこえてくる日本人街であった。それが、今やサンパウロでも有数の観光ポイントなった。土・日は多くの州外からの観光客で賑わう。 もう、東洋人街であり、アニメやコスプレの聖地である。どんどん増える中国人に恐れをなした日系の人が州政府に圧力をかけたのか? メトロ駅の名前がジャポン・リベルダージに4,5年前に名前がかわった。日本人街が無くなるのは寂しいが、こうした町の変遷は仕方のないことだろう。 おしゃれなお店やレストランが増え、古くて小汚い食堂が消えてしまった。もう別の町といっても間違いではないだろう。ボリビアやペルーからはじめてやってきたとき、この町は日本人のオアシスのような街だな、と思ったものであるがもう、その雰囲気もすっかりきえてしまった。僕が来た頃お世話になった人々もほとんどなくなってしまった。 これが時の流れというものだろう。そのうちに僕もそのながれにのみこまれ、消えていくだろう。
 | リベルダーデの大鳥居とスズラン灯は町が変わっても変わらない |
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