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南米漂流
     フェルナンド山本の「夜な夜な日記」  (最終更新日 : 2013/01/21)
金玉ニギニギ攻撃

金玉ニギニギ攻撃 (2006/06/07)  友人のM氏とナイトクラブ・Kに行く。「今日はあまり金もないし、カウンターで安くあげよう」ということになった(カウンターはテーブルチャージを取られない)。しかし、あいにくカウンターは僕らのように金のない奴らで既に一杯であった。横でガルソンとのやりとりを見ていたドーナ(この店のオーナー)が、「いいわよ、いいわよ。いつも来てくれるから、今日はテーブルチャージはとらないから、そこに座りなさいよ」と慈愛に満ちた顔で言ってくれた。その言葉に甘え、ちびちびとウイスキーを気持ちよく飲んでいると、便所付近が妙に騒がしい。一人の小柄なブラジル人が怒声をドーナに浴びせながら、両脇をガルソンに捕まれていた。男は今にも放り出されようとするところであった。しかし、妙にドーナの動きがおかしい。両脇を二人の屈強なガルソンに捕まれた男のすぐ後ろを中腰の体制でぴったりくっついているのである。先ほどの慈愛に満ちた顔は一変し、眉毛は吊り上がり、目は怒りで爆発している。と、男の股間を見ると、ドーナの手が! ドーナは彼の金玉を握り潰そうとしていたのだ!! いくらドーナが60歳近い年齢といえども、その形相からするとかなりの力が入っていることはすぐ推測できる。しかし、男にはドーナの金玉ニギニギ攻撃はいっこうに効いていないらしく、まったくおかまいなくわめき散らしている。そんな男にますます腹をたてドーナの顔に力が入っていく。ああ、ドーナの優しいイメージが崩れていく・・・・。
 結局男は店から放りだされ一件落着。しかし、男の金玉は大丈夫なのだろうか。人事ながら心配してしまう。


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