夜話その6 夜の蝶々達は何処へ (2007/10/30)
最近、ナイトクラブが軒並み閉められている。ある店は女性が300人も関係していたらしい。彼女らは、いったい何処へいってしまったのか? 店の中に、寝室がついているのがダメなようで、売春の斡旋容疑で店は閉められているらしい。ある店で働いていた女性に聞くと 「ボンボアも、ミレニアムもバハマも閉められちゃったわ」 「女性たちはどこへいったの?」 「皆、外国へ行ったり、サイトで宣伝したり、他の店に移ったりしてるみたいよ」 売春を肯定するわけではないが、家族や子供たちを養うために、仕方なしに夜の世界で身体を張って働いている女性たちも多い。規制をするだけで、そういう女性のための政策をほとんどとっていないし、むしろ警察や取締官、政治家は、店を脅して金を巻き上げる材料にしているようであるから腹立たしい。 僕があった女達は「がんばってお金を貯めて、故郷に店を開けるの」「私が一番上だから、家族をやしなわけりゃならないの」といった事情を持った女たちが多かった。そういう女達に出会うと何とかしてやりたいと思うのであるが、あまりにも非力すぎて、結局何もできない自分が嘆かわしい。
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