夜話その11 奉仕の精神 (2008/12/22)
久しぶりにHさんと会った。 Hさんとはもう10年近いつきあいである。日本からのお客さんの相手をする機会がHさんは多いせいか、風俗系のお店についてはかなり詳しい。 「最近、ある女性とつきあっているんだけどさー、結構大変なんだよな~」 「何が大変なんですか?」 「実は、彼女は俺の指を使ってマスターベーションするのが好きんだよ。それこそ手取り指取り、一番感じるように当たるポイントから角度まで細かく指導するんだよね。すぐイってくれりゃーいいんだけど、なかなかそうはいかなくてね。10分ちかくも続けているとしまいには、指がツリそうになって大変だよ」 「へ~・・・・・・」 Hさんの顔に、ニヤっとイヤラしい笑いが浮んだ。 「ひさしぶりに風俗系の店にいったんだ。そうすると、ついつい彼女との癖でさわっちゃったんだよね。彼女にいつも叩き込まれているから、一番感じるポイントがわかるようになっていたんだよ。相手してくれた女性も感じちゃっただろうね。凄くよろこんでくれて何も言わないのに2回も相手してくれてさー、自分でもびっくりしたよ。こういうのって、ひょうたんからコマっていうのかな?」 「ふ~ん・・・・・そうですか、僕にもその秘技を教えてください! 師匠」 「苦労の賜物だね!苦労しなきゃ! 相手に気持ちよくなってもらうためには、やっぱり奉仕の精神かな! それと優しさだね」 「なるほど・・・・・」
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