夜話その27 大人買い (2012/01/16)
夜の町に出動前に、行き着けのバールでちびちびセルベージャを飲んでいると、顔見知りの背の高い白人女性がやってきた。南伯出身のなかなか性格のいい女性で自称21歳である。ポコンと出たお腹や、脂肪が乗った太い足、弛んだお尻を見ているととてもその年齢には見えない。彼女はマッサージで働いており、ときどきアルバイトで夜の町にも姿を見せる。 「今日はどうしたの?」 「ちょっと、アルバイト。今月は苦しいから」 「・・・・・」 「あっ、そういえば、変な日本人と出たの!」 こんな調子で彼女の話は始まった。とにかく話好きで良く話す。無口な女性よりはこんな女性の方が僕は好きだ。 「それがね、7時間ぶっつづけでいた日本人がいたの。最初は私だけだったんだけど、もう一人のアミーガも呼んでね。私と彼女ととっかえひっかえでやるの。何度も服を着せてまた脱がしたり、日本人って本当に変ね! ああいうのを変態っていうのかしら。ほとんどポルトガル語も話せないのに、カタコトの言葉と身振り手振りでああしろ、こうしろって、うるさいのよね。立たなくなると、持ち込んだノートブックでポルノビデオを見て、なんとか立たせてまたやるのよね。それで、なんだかんだ言って3回は放出したかしら」話を聞いていて、同じ日本人として少し恥ずかしくなってきた 「へえ~、そいつ何歳くらいだったの?」 「う~ん、30歳くらいかしら??」 むむむむ、何て日本人なのだ。よっぽど日本でストレスをためてきたのだろう。1時間140レアル(約7000円)だから7時間居座って約5万円と途中からもう一人増やしているから計7万1千円。こういうのを大人買い!というのだろうか。こいう日本人が多いと日本人=変態=いいお客と思われて、同胞としては妙にやりづらくなる。 変ところで日本人だとは言ってもらいたくないものである
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