移民百年祭 Site map 移民史 翻訳
イタケーラ植民地
     青年会その他の組織  (最終更新日 : 2004/12/03)
婦人会

婦人会 (2004/12/03)
婦人会.jpg
イタケーラ・コロニア婦人会(一九六〇年)

日系クラブ婦人部(旧イタケーラ・コロニア婦人会)

 「婦人会」の発足は一九五八年一月十五日であるが、その前身である、「母の会」について記さねばならない。
 イタケーラ・コロニア小学校は一九三七年、木下キマ子先生が奥地から赴任されてから始まっている。生徒は九〇%以上が日系人で占められており、生徒は学校へ行っても日語から離れなく、遊ぶ時も日語が普通に使われていた。
 そして一九五七年は特に児童の成績が良くない年で、責任感の強い先生、佐藤マリヤ、菅谷マルガリーダは、コロニアでも教育問題についていつも心配されている、唐沢実雄の所へ児童の成績を良くするにはどうしたらよいか相談に行った。
 相談の結果、学童の為の「母の会」を作り、お母さんがお互いに教育について意見を交換し勉強して、学童の成績向上の為に側面から働きかける事にし、唐沢実雄がコロニアに回状を出して父兄に呼びかけた。


一九五七年

十月二十六日
〈第一回母の会〉 出席者二十五名

十一月一日
〈第二回母の会〉 出席者四十五名
 前回と同じく子供の教育問題、学習指導について真剣に意見の交換をなす。今回の会合にて母の会では学童の居る母だけの集まりとなる。これでは学童が居る間は「母の会」に入っているが、卒業すれば「母の会」も卒業する事になってしまう。コロニアには婦人が居ても隣近所との付合いもなく、家族の生活に追われて、昼間の仕事の時間に暇を潰して集まると言う事もなかった。従って婦人の質の向上の為にこの機会に、子供が小学校に行っていない婦人にも呼びかけて「母の会」を「婦人会」に改めてはどうかとの意見が出、協議の結果満場一致で「婦人会」になる事に決定した。
 そして各区より二名の委員を選出しお互いに連絡をとり、新入会員を勧誘す。

十二月二十六日
委員会開催 出席者十五名
申し合せ事項
一、会の規則、案の研究
一、一月十五日発会式をする
一、会費二十クルゼイロス。
準備委員として、森田今朝子・押本きみ・小高みち選出。
発会式には歴代共済会会長及び現役員の招待。


一九五八年

一月十五日
〈婦人会発会式〉
来賓 菅谷威、佐藤善一
出席者 唐沢実雄 他
婦人会員四十五名
森田けさ子の司会にて開会。
押本きみ挨拶、唐沢実雄経過報告、来賓の菅谷威、佐藤善一の祝辞。菅谷威より顧問一名(男性)を置く様提案あり。

役員選挙

〔会長〕
押本きみ
〔副会長〕
森田けさ子
〔理事〕
中村ウノエ、小高ミチ、押本律子、西田礼子、吉岡多仁子、三沢タカ子、芽野いそ子、佐藤あき
〔入会者〕
区名1A1B1C2A2B3上3下10
入会者12 8 51011 7 7 8 4 - 1 2 - -

 毎月の例会日は、その時は会員が講師になって、料理や手芸の講習会をする。又は外部から先生を呼んで料理や生花の講習会をする。
外部よりコロニアの有識者を呼び精神講話をしてもらう。等を事業計画に入れてある。
 年一回会員の親睦の為にピクニックをすることを計画している。

一月二十二日
 役員会を開き理事の役割を次の通りにした。
〔書記〕
第一・西田礼子、第二・佐藤あき
〔会計〕
第一・芽野いそ子、第二・中村ウノエ
〔文化理事〕
吉岡多仁子、小高ミチ、三沢タカ子
〔会長補〕押本律子

※例えば、婦人会発足より二年過ぎた一九六〇年四月六日には、本年度の行事予定表として、
(一月)総会
(二月)見学
(三月)冠婚葬祭の改善
(四月)唐沢実雄氏の話並びに吉岡夫人のお料理講習
(五月)正岡冬子女史のお話
(六月)藤原栄子女史のお話
(七月)漬物の漬け方(森田けさ子)
(八月)農村の家庭経済についてとコージ味噌の作り方(4Hクラブ林先生)
(九月)味噌料理と栄養の組合せ(北原アリセ)


一九六七年

一月十八日
〈拾周年記念〉として、定期総会の時、共済会役員並びにお世話になった人々を招待し新年の宴会をした。
 十二時開会、六時二十分終了。
〈第十回定期総会並びに新年宴会〉
会員出席者五十名 招待出席者九名
一、開会の挨拶 森田けさ子
一、会長の挨拶 田中佳子
一、会計報告 上村富三子
一、経過報告 佐藤あき

役員選挙

〔会長〕
押本律子
〔副会長〕
城井ミネ子
〔役員〕
井本二実子、小島敏子、柳生とい子、池田百合子、中丸ミツエ、杉浦キヨ子、吉岡多仁子、上村富三子

招待出席者

勝野寿男、森田勝、吉岡儀一、谷口清、林良一、城井松雄、川下亀雄、芽野正一、吉岡太一

 共済会より祝儀百コントス、其他三十七コントス、合計百三拾七コントスの祝儀を戴く。
・新年宴会費用 四拾二コントス四〇〇使用
・麿沢実雄先生へ記念品としてワイシャツを贈る。
・今年は婦人会創立十周年との事で、記念写真を吉岡儀一様より撮って戴く。
・多数の福引等あり。
有意義なる一日を送る。

一月二十四日
 役員会を開く。十二時開会、六時終了。
新旧役員十九名が出席。役務引継を行う。
役務引き継ぎ後、一応の予定(月例)をつくる。
・二月九日料理パモンヤ及びクラウの作り方。
・三月ピントウラ
・四月浪曲会
・五月母の日
・六月料理
・七月ピクニック
・八月講演
・九月手芸


一九七三年

一、〈創立十五周年と新年会〉一九七二年度共済会役員を招待、会場には会員の手芸品やその他の品物が展示された。
二、「憩の園」へ共済会、婦人会、幼稚園合同慰間。
三、「子供のその」女子寮落成式、料理を依頼される。
四、モラロジーのお話を聞く。


一九七四年

一、役員会の時、唐沢先生を囲んで、婦人会のこれからのあり方を話し合う。
二、フォークダンスを続けて習う。
三、心身健康法の研究家、山本然象氏を招き、寿会合同で講話を聞く。
四、聖東連盟の相撲大会、食事を作る。
五、弓場バレー団公演、食事作り。生長の家の婦人部もお手伝い。


一九七五年

一、慈善バザーを開く。
二、コロニア小学校へお金と古着を寄付する。
三、コロニア入植五〇周年記念祭、食事作りを依頼される。


一九七六年

一、二木先生(アルモニア学生寮長)の講演。


一九七七年

一、婦人会生みの親、唐沢実雄先生御逝去。
二、希望の家福祉慈善ショーの為の弁当作り、三五〇人分。(会員並びにその他の寄付による)
三、移民七〇周年記念の為のさくら植樹式に招待される。
四、聖東連盟のど自慢大会のお弁当作り依頼される。
五、盆踊りの練習を続ける、鈴木先生に来て頂く。


一九七八年

一、婦人会二〇周年記念敬老ショーを開く。コロニア内の七〇才以上の方々、共済会、寿会、日語校父兄会、「子供の園」園長、日語校先生、初代会長を招待する。全員に記念品を贈る。
二、子供の日にちなみ、日語校へ寸志贈る。


一九八二年

一、「子供の園」本館落成式出席、食事作りお手伝い。
二、ポッソ・デ・カルダス一日ピクニック、参加者四〇名。
三、第一回日系クラブ主催演芸会を開く。婦人部の寸劇「女の一生」が好評でした。
四、緒方ホームを訪問。お金、衣類、食料品を寄付する。


一九八三年

一、定期総会並びに宴会。創立二十五周年に当たり、全員に記念品を渡す。又創立会員にして二十五年間在籍した十五名の方に特別記念品を渡す。
二、少年。少女修養団の講習会が始まり、食事作り依頼される。
三、西式健康法のお話しを伺う。


一九八四年

一、例会の始まりにラジオ体操を毎回するようにする。二、広岡スズ子先生の衛生講演。
三、「子供の園」二十五周年記念バザー用『うぐいす餅』作る。
四、日系クラブ主催の演芸会に婦人部も協力し、舞台用幕作りの資金拠出。


一九八五年

一、援協巡回診療手伝い。(この年より婦人部の年中行事となる)
二、コロニア入植六〇周年記念式典食事作り。記念演芸会・売店用『いなり寿司』『パステス』作り。
三、食事と健康保持の為の講話。


一九八六年

一、料理講習七回、手芸講習三回。
二、第一回日系クラブ主催カラオケ大会売店。
三、二泊三日旅行(リオ・デ・ジャネイロ)。
四、ピシーナのイナグラソン売店。


一九八七年

一、カラオケ大会売店の余剰金の八割を婦人部に戴く。その一部を日本語学校へ寄付す。
二、古着を持ち寄り「子供の園」へ寄付。


一九八八年

一、婦人部創立三十周年記念「歌と浪曲の集い」開催。敬老の意味を込めて四名のコロニアの浪曲家の方々にお願いし好評であった。
①真名子雲声師「乃木将軍と孝行兵士」
②三岳とみ子師「おしん」
③荒木正光師「笠戸丸」
④村野燕若師「新釈南部坂」
二、元「こどものその」園長吉田亘善氏急逝され部員多数会葬す。六日後横田登志前園長も事故のため急逝され、例会日を変更し、部員多数会葬す。


一九九〇年

一、サンタ・マルセリーナ病院資金調達のための「SOS・フェーラ・ダ・ナッソンエス」の手伝いの依頼受け、二日間十八名参加す。


一九九二年

一、ヤキソバ用鉄板購入。
二、サンタ・マルセリーナSOSの売上げ二位のトロフィーを貰う。


一九九三年

一、USP大学よりコロニア婦人の実態調査に来る。
二、カルモ桜祭り手伝い、例年の如くパステス作り。
三、毎週一回夜、有志による体操(アエロビカ)始める。

以上記録より抜粋して書き記しました。
 毎月第二火曜日午後を例会日と決め、お料理、手芸などのお稽古に励んでおります。又、年中行事としての運動会等のお弁当作り、他の食事作りなどにも部員一同参加し、日系クラブの活動に協力しております。それに地域社会との交流活動、福祉施設への奉仕活動、等を加えますと、一年を通じてかなりの日数を部員同士お互いに助け合いながら、自身を磨き合っていると言えましょう。


歴代婦人会会長名(イタケーラ・コロニア)
一九五八押本きみ
一九五九押本きみ
一九六〇前田郁子
一九六一渡辺ヒサノ
一九六二奥田節子
一九六三森田けさ子
一九六四佐藤あき
一九六五奥田節子
一九六六森田けさ子
一九六七押本律子
一九六八奥田節子
一九六九上村富三子
一九七〇半田道恵
一九七一森田けさ子
一九七二上村富三子
一九七三奥田節子
一九七四上村富子
一九七五上村富子
一九七六佐藤あき
一九七七城井峯子
一九七八三宅美千子
一九七九上村富子
一九八〇上村富子
一九八一上村富子
一九八二小坂順子
一九八三上村富子
一九八四小坂順子
一九八五田中千恵子
一九八六小坂順子
一九八七小坂順子
一九八八中村ふみ子
一九八九鈴木みつ枝
一九九〇鈴木みつ枝
一九九一中村ふみ子
一九九二小坂順子
一九九三中村ふみ子
一九九四中村ふみ子
一九九五中村ふみ子
一九九六中村ふみ子


前のページへ / 上へ

© Copyright 2019 イタケーラ日系クラブ. All rights reserved.