カンポス・ド・ジョルダン (2006/07/09)
ブラジルの冬(7月、8月が寒い)になると、さらになぜかみんな寒い所へと集まるようです。サンパウロ市内からバスで約2時間、ここカンポス・ド・ジョルダンはドイツ風の家々が立ち並び、7月には「冬の祭典」が行われ、約一ヶ月に渡ってブラジルミュージシャンだけでなく、ドイツのオーケストラなど、様々なコンサートやライブがその期間中、毎晩行われます。なかなかの観光地で、まるでドイツの村に来た気分にさせてくれます。
年に一度、音楽を勉強する人の為に、サンパウロ州からの援助で、このカンポスで無料で合宿学習出来る制度があります。ブラジル中から集まった学生が音楽学校でテストを受けて、受かると参加出来るという訳です。私もめでたく参加させていただきましたが、このカンポスで3週間音楽の授業を受けながら、毎晩のライブに酔いしれた事があります。今でも最高の思い出です。
休みの日曜日には町へ友達と行ったり、森で森林浴しましたっけ。自然が素敵で、緑が豊です。オルタ・フロレスタウという森林公園があり、そこまでバスで行きますがその途中の松林が見事です。散歩コースを奥の方まで歩いていくと滝があったり、いろいろな動物を見たりと、自然の中へ飛び込む気分になります。
で、お腹が空いたなぁとなると、色々なレストランが私たちを待ち構えてます。最近、私がここへ行くのは食べる事が第一の目的。バーデンバーデンという地ビールの有名なお店で生ビールをいただいたり、メチャクチャに美味しいホットチョコレートを飲んだり、はたまたDoveというチーズフォンデュのサンパウロで一番美味しい店で舌鼓。暖炉を囲んでのフォンデュは最高で、これまたシャンパンや白ワインとの組み合わせは、この上ない幸せな気分にさせてくれます。
寒い時に寒い所へ行く。これがパウリスタの冬の贅沢な過ごし方なんでしょう。 でも、私はいつも寒い所から逃げ出してますが、、、。
|