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青木カナ・ド・ブラジル
     素晴しい世界旅行  (最終更新日 : 2008/02/20)
6月22日(木曜日)ハバナ滞在

6月22日(木曜日)ハバナ滞在 (2006/09/06) 腹痛でほとんど眠れない夜を過ごし、暑さで目が覚める。おまけに付いている観光が出来るというので、朝10時にはバスに乗り込む。主な観光地は自分たちだけで歩き回るのはしんどいので、こういった機会を利用するに限る。

革命広場にはホセ・マルティ記念博物館、内務省ビルなどがある。チェ・ゲバラの姿もここでお目にかかれる。
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しかし、団体行動が苦手な私達は、朝市で賑わっている広場から歩いてホテルまで近いことがわかると、すぐコースを変更。今日は両替をしなければならないし、まずはホテルに歩いて帰り、銀行へ走った。歩くという基本的な動作が街を知るのに一番だ。旧市街の呼吸が聞こえて来る感じでビデオをまわしながら歩く。街並は写真を撮らなかったのがもったいなかった。お見せ出来ないのが残念。広場から広場へ、道から道へ渡り歩いてキューバ人の間をすり抜けながら街を闊歩すると、音楽がどこからともなく流れて来る。吸い寄せられそうになりながらやっとホテルへ着くと、部屋へ駆け上がり両替の準備。部屋には冷蔵庫はなかったが、金庫があったので安心出来た。


銀行に着くと、持っていた日本円をまずは両替。ハバナでは日本円が両替出来た。銀行も場所によってはレートが違うので、あらかじめ窓口で確認してからの方が無難だ。後から分かった事だが、だいたいの5つ星のホテルでは、日本円が両替出来るようだ。その他、街中にちゃんと両替場がある。キューバでは、キューバペソとコンベルティーブレ(CUC)という2種類の貨幣がある。
キューバペソは、キューバ人が使うもので、CUCは観光客用。キューバを外国人に高く売るという訳。

この時は1CUCは24ペソに相当していた。0.8ドル=1CUCという感覚だったと思う。だから、キューバ人もCUCが手に入ると、両替場でペソに両替する必要があるようだ。両替場には、暑いにもかかわらず長い列が出来ていた。ちなみに一万円はなんと!たったの74CUCにしかならない。反キューバの米ドル達は100ドル=80CUCという状態だから、ドルと仲の良い円も影響を受けてしまう。とても腹立たしいが、しょうがない。そして、この腹立たしさは両替をするたびに蘇るのであった。くそー!

銀行も結構やっかいだった。というのは、これから行くサンチアゴでは日本円は両替が難しいというので次の日も安心出来るだけの金額を両替しておきたかった。銀行へ行くと、昼12時まで開いているはずが、11時には閉まっていた。窓口のおじさんは昼までと断言していたのに、いきなりなにかの都合で早めに業務が終了したらしい。しぶしぶ両替場へ行くが、日本円を両替出来ない日だったらしく、あちこちの両替場をまわって、やっと両替出来た。が、レートは昨日行った銀行の方が良かった。


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さて、今夜はトロピカーナのショウを見たい!とても豪華なショーらしい。一度は見てみたかったので予約することにした。泊まっていたホテルの1階ロビーには旅行会社の相談デスクがあった。そこでそういったオプション、バス旅券、航空券などの手配が出来る。とても便利だ。ラファエルという親切な人に相談した。一番安い席で良い席が取れるというのでその席を都合してもらった。あまりに良い人だったので、持って行った石けんとガム一袋をあげたら、すごく喜んで抱きついてきて感激していた。良い人はとことん良い人、というのがキューバ人の印象。それもとても奥が深い感じだ。

当然の事ながら、彼らはみんな公務員なのだ。たいしたことは出来ないが感謝が伝わったという事で、なんだかとても嬉しかった。後で知ったが、ここでは歯医者も掃除夫も極端には給料が変わらないそうだ。努力を惜しんでまで仕事する人がいなくなってしまうではないか。怠け者も多いはずだ、そう思うとラファエルにすごく親しみを覚えてしまった。一生懸命、ゆっくりと何度も説明してくれて本当に有り難かった。

話題のトロピカーナの高級ショーは70CUCが一番安い席で、その上は80CUC、一番高い席が90CUCとなっていた。私達はもちろん、70CUCの席。
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さて、夜になりトロピカーナに9時半頃に着いた。席は舞台の正面ではないが、横向きの前から2列目と、とても良い席だった。ラファエルに感謝しながら席に着いた。最初にヴァイオリンとチョロ、ピアノにベースとフルートのクラシック音楽が奏でられていた。もうそこで音楽が素晴しかった。ワクワクしながら食事を頼んでレオはビール、私はパイナップルジュースを頼んだが、そのジュースが素晴しく美味しかった。腹痛の恐怖もあったが、あまり気にしていてもしょうがない。それに、かなり苦しんだので免疫もついただろう。それに、アルゼンチンでのタンゴショーも、食事のステーキがすごく大きくて味も良かったが、ここでも大きな鳥料理と特大サンドイッチがとても美味しかった。せっかくショウを見るのだから、気分は最高でいたいものだ。会場はオープンエアで、暗闇に星が美しく輝いていた。

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さて、前座のクラッシック音楽が終わり、しばらくして会場がかなりうまってくるとライトが消えて、奥にある大きなカーテンが開くとそこにはフルオーケストラがあった。それはそれはすごいイントロで始まり、ダンサーが色とりどりの衣装で次々と現れて、あっという間に舞台がいっぱいになった。かなり豪華な作りになっている。ダンサーは20~30人、歌手は6~7人。そのうえ、フルオーケストラは奥でよく見えなかったが、20人はいたと思う。音響も良く、さすがという感じだった。

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ショウの構成は、最初は派手に30~40分続き、その後曲芸や歌手のソロなど、お客さんが飽きないように交互に出し物が用意してある。歌手はみんなオペラ歌手のように声を張り上げて歌っている。熟年の歌手は声だけでなく、体も立派だった。
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スペインの影響もあってのダンス、素晴しかった!

そして、私達が座っていた席は舞台の正面ではなく横だったので、お尻がやたら見れた!



予定では10時ジャストに始まり夜中0時まで、ちょっと早めに終わったのだが、全部でほぼ2時間のショウだった。一時間半まわった所で、ちょっと長いな、と思ったがそれでも最後まで退屈せずに見れたのは出演者の技術の高さ、歌のうまさ、演奏の良さ、照明の作り方などが満足のいくものだったからだろう。それにしても、こんなに値段の高いショウは初めてだったけれどとても楽しめて、豪華さを考えれば料金にも納得しせざるを得なかった。これからキューバへ行く人には一見の価値があり。

さて、ライトが落ちてショウが終わった。会場を出てホテルへと向かうのにタクシーを探していると声をかけられたので、そちらで歩いて行くと、タクシーがたくさん待つなか、なんとこれまたすごいクラシックカーへと導かれてしまった。ちょっと怖かったがおそるおそる乗ると、後ろ座席が広い。これはキューバ人が乗り合いタクシーとして使っているものに違いない。黒人の爺さんが運転手だった。まず値段を聞かないと、後ですごい値段を請求される怖れがあり、それは嫌なので聞いてみると15CUCだと言う。その距離では10CUCが相場だったので交渉して10CUCにしてもらって、車はホテルへと向かった。なんと乗り心地がすごかった。ゆっくり走ったからよかったものの(速くは走れなかったのだと思うが)車がバラバラに壊れてしまいそうな感じで不安になった。

ブロブロとエンジンが鳴り、ドアがガタガタいい、これはジェットコースターよりも恐怖が募る乗り物だった。また爺さんは何かすごい大きな声でこちらに話しかけて来たが、訛りがひどくて何を言っているか皆目検討がつかない。私たちが返答に困っていると、今度はまた大きな声で歌いだした。そしてゆっくりタクシーは、来た道ではない道へ、暗がりからまた暗がりへと向かって走って行った。どこかへ連れ去られるのではと、恐怖のあまりレオとこそこそ話していると、いきなり英語で「ドント・ウォーリー」とはっきり話しかけてきたので、またびっくりしてしまった。そうこうしているうちに、暗闇に明かりが見え始め、ホテルの斜め前の駐車場にそのクラシックカーはゆっくりと停車した。なぜかホテルの前には停まらなかったが料金を払ってお礼を言い、さっさとホテルへ向かった。この時、写真はとれなかったが、記念にたしかこんな車であったろうと思われる画像を残しておこう。
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いまだにCUCの価値が良く分からない。10CUCでキューバ人はいったい何が出来るのだろうか?
ここでひとつ気がついた事があった。キューバ人はどこで食事して、どこに潜んでいるのだろうか?どこへ行っても観光客しかいないのだ。それとも観光客のいる所にしか、私達はまだ行ってないのだろうか?街に出ても、キューバ人は歩いているだけ。後、公演で踊っているのは見たけど。

さて、この国はどうなっているんだろう?
などと考えながら、また腹痛と戦いながらベットに横たわって深い眠りについた。


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