被爆者協会(06年2月11日) (2006/02/12)
「ぜひ、来てほしい」と依頼され、朝から雨降る中、サンパウロ市内にある被爆者協会の取材に。広島県から弁護士が来て、先日広島高裁で勝訴した在外被爆者とブラジル被爆者協会(森田隆会長)の今後の対応策などについて話し合いが行われた。 ある被爆者から、新聞に名前や賠償金などの細かい金額を書かないように指摘された。その人いわく、ブラジルの新聞に名前や金額が掲載されると、強盗被害の対象になるという。確かに一理あるが、邦字紙よりも日本の報道の方が、名前も金額も克明に記載されていることが多いのだが、それは構わんのでしょうかね。 以前、ある被爆者に取材を申し入れた時、「あまり公の場に出たくない」とやんわり拒否されたことがある。その人は後日、日本から来た新聞記者の取材には応じ、デカデカと顔写真が載っていた。 在外被爆者の闘いが、良い方向に進んでいるのは非常に望ましいことだが、邦字紙に対する扱いというのは、まあ、こんなモンですわ。
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