米寿祝い(06年3月4日) (2006/03/06)
邦字記者駆け出しの頃、いつもお世話になっていた宮内豊馬さん(茨城県出身)の米寿祝いのため、アルジャー親和会(老人クラブ)へ。 宮内さんはこの日、自ら1500レアル(約700ドル)の費用を出し、日系社会でも人気の高い「ブッフェ・奄美」のご馳走を会員の皆さんに振舞った。 米寿祝いのために会費が募られていたが、それらは義理人情の厚い宮内さんの希望で、06年10月に創立70周年記念式典を行うアルジャー文化協会に寄付した形となった。 10年ほど前から数年間、茨城県人会の事務員をしていた宮内さん。県人会を訪問すると朝昼関係なく「まあ、一杯飲めや」と自費で買い置きしていたセルベージャ(ビール)をコップにナミナミと注いでくれた。米寿祝いで普段は着ない背広に手を通しネクタイ姿の宮内さんを見ながら、当時のことに思いを馳せたのでありました。
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