手型(06年6月8日) (2006/06/11)
沖縄県人会の事務局から「笠戸丸移民(第一回日本移民)の手型を保存しているよ」と言われ、同県人会の取材におもむく。 「手型」と聞いて初めに思い浮かべたのが、相撲取りが後援会用などとして、朱肉に付けた赤い手型を色紙などに押し、自分のサインなどを書いているアレ。しかし、県人会で見せてもらった手型は、セメントや石膏(せっこう)に型取られた重々しいモノだった。 写真は石膏用だが、セメント用は50cm×35cmほどの木枠にセメントを流し込んだもので、重量は30㎏ほどもある。運んできたブラジル人の作業員がフーフー言うて、保存するのも難しいもんやな、と感じさせられた。 アメリカ・ロサンゼルスのハリウッド・スターみたいに、サンパウロ・リベルダーデ区の東洋街に日本人移民の手型を道路に埋め込んでもオモロイかもな。
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