ビアジャンテ会(07年1月12日) (2007/01/21)
「ビアジャンテ」と呼ばれる昔の行商人の集まりが、毎年この時期に行われている。情報が行き届かなかった時代、ブラジル各地の田舎町では、商品購入とともにビアジャンテの人々が都会から持ってくる流行の話題を首を長くして待っていた。そのため、ビアジャンテの人々は大層モテたそうで、人によっては田舎町に行くごとに女性には不自由しなかったという話もあるらしい。 しかし、現在のビアジャンテ会に来る人の年齢は80歳代が主流で、年々、その数も少なくなっている。 酒宴での酔いがまわってくると、歌好きの人が昔の演歌を歌いだした。その人が、孫のように若いライバル紙の記者に「お前さん、『影を慕いて』を知らないのかね」と聞いてはりましたけど、そらあ酷な話ですわ。
|