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紺谷君の伯剌西爾ぶらぶら
     「ハルとナツ」エキストラ出演記  (最終更新日 : 2004/07/17)
6 由紀さおり、安田祥子 童謡コンサート [画像を表示]

6 由紀さおり、安田祥子 童謡コンサート (2004/07/05)  7月3日夜、「由紀さおり&安田祥子(さちこ) 童謡コンサート」がカンピーナス日本文化協会の講堂で行われた。
 細かい事情は知らないが、由紀さおりがこのドラマに出演するためにブラジルに来て、ついでにコンサートも行うようだ。ドラマのスタッフや役者、エキストラで参加した人たちが大勢集まるという。
 僕は、由紀さおりにも童謡コンサートにも興味はなかったのだが、いわば「付き合い」で行くことにした。
 最初、ハッキリいって馬鹿にしていた。
 付き合いついでに、友人のS氏を誘ったときなど、
「紺谷さん、由紀さおりが好きなんですか?」
 ちょっと以外というか、ヘンというか、なんか「いい大人が童謡に」というような、そんな返答をされてしまった。
 アライちゃんも僕と同じよう理由で参加していた。やはり彼も友達に声をかけたようなのだが、その友達に「ヘッ」と鼻で笑う感じで断わられたという。
 そのため、二人とも最初から気合はなく、バスで会場に着いたそうそう売店でビールを飲んでいた。会場は満席だったし、「別に興味もないし、近くのバール(立ち飲み)で一杯ひっかけていよう」
 そんなことまで相談していた。
「でもまあ、せっかく来たのだから、最初の2~3曲ぐらいは聞いていこう」
 一番後で、空いている席を見つけ出して腰を下ろした。
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童謡コンサート

 ところが、ところが、コンサートが始まると同時に我々の考えは覆された。
 歌が上手い。話も面白い。そして「はい、一緒に歌いましょう」とすぐに会場を一体にしてしまった。
(さすが、プロ)
 それに、ブラジルの客は異常に乗りがいい。みんな大声で一緒に歌うだけでなく、「リクエストして下さい」と由紀さおりが言うと、ハイハイと数十人が手を上げる。リクエストは3曲だけの予定だったのに、由紀さおりもその姉の安田祥子も、やはり調子が乗ったようで10曲以上も歌う。その上、童謡ではなく演歌をリクエストするオバサンもいて、それでも「それは、都はるみさんの曲ですね。その曲は……」と言いながらもスラスラ歌ってしまう。
 由紀さおり姉妹、ピアノ、会場が童謡を通じて完全に一体となっていた。
 後半には全員総立ち、さらに隣同士で手を握り合って「♪夕焼け小焼けの赤とんぼ……」とやってしまう始末。
 僕は不覚にも目をウルウルさせてしまった。
 アライちゃんはアライちゃんで、由紀さおりが彼女自身のヒット曲「夜明けのスキャット」を歌い始めたとき、
「この曲、昔、親父がEP盤持っていて、いつもかけていた」
 と興奮しながら言い、同じ話を僕に3回もした。
 帰りのバスの中でも何度も「♪ルルルルーー」と、アライちゃんは琴線に触れた曲を口ずさんでいた。 (つづく)


※「夜明けのスキャット」
http://homepage3.nifty.com/sinbunyadou/midi/room3/YSCAT_b.htm


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