(2004/04/02)


アマゾン奥地の川に浮かぶ小屋では、十才の少女が家事や幼児の世話をする。五才の子供が巧みに泳ぎ、カヌーを操る。一方、私はといえば、ジャングルで生活するための能力を何一つ備えていない。生水は飲めない。狩りや釣りも出来ないし、カヌーも漕げない。動植物に関する知識もない。いかに自分が無力かを知った。(『ヘラクレスオオカブトムシ探訪記』から抜粋) |
紺谷充彦(こんたに みつひこ)
経歴
1965年生まれ、富山県新湊市出身。武蔵大学経済学部を卒業後、山一證券に入社。同社を一年半で退職し、アジア、南米を放浪。94年にJICA(国際協力機構)の農業移住研修を受け、95年にJICA開発青年制度でブラジルへ移住。96年からサンパウロ新聞(日系社会向けの邦字新聞)に勤務。2002年、同社を辞めてサンパウロ市在住のフリーライターになる。2005年6月、査証の問題で帰国。現在、札幌市在住。
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