サンパウロから北東に約六百キロ離れたビリグイ。戦前移民が多く、今では日系二世が中心に活動している。催しの裏方をつとめるのが婦人部のおばちゃんたち。この人たちがつくる「お袋の味」は日本から来た若手邦字紙記者にも好評で「お煮しめ」は特に人気がある。何百人分もの食事を作るのは大変と思いきや、その段取りは手慣れたもの。世代の交代で日本語が少しずつ話されなくなっても、日本人の味は引き継がれている。（サンパウロ州ビリグイ市　二〇〇一年二月撮影）

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