知らない土地をウロウロと歩くのは面白いもので、庶民の生活の中にこそシャッターチャンスは多い。陽の当たる日中はポカポカと暖かいが、夕方ともなると標高の高いラパスでは急激に寒さが増してくる。寒さで震える妹に姉が自分の上着を着せてやっている。着ぶくれした妹のうつむき加減が何とも哀愁を誘う。（ボリビア・ラパス　一九九六年二月撮影）

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