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伯国東京農大会
     会の活動内容  (最終更新日 : 2014/10/22)
2007年パンアメリカ校友大会

2007年パンアメリカ校友大会 (2006/12/11) サンフランシスコ会議成功

ブラジルから総勢十六名参加。次回はカナダ・バンクーバー会議へ継ぐ!!

 第八回目を迎えたパンアメリカ交友大会は、北米サンフランシスコで八月三日から始まり、大会四日目のオプション・ツアーで全プログラムを終えた。
 この大会にブラジルから大島会長を始め、北伯交友を加え総勢十六名参加し、大会を盛り上げた。
 母校東京農大からこの大会の為、戸神重美交友会長、松田藤四郎理事長、大沢貴寿学長の出席を得た。基調講演に小泉武夫先生の「食文化について」の講演があった。
 今回のサンフランシスコ会議には、アルゼンチン、ブラジル、パラグァイ、メキシコ、カナダ、コスタリカ、およびにほんから合わせて百四名が参加した。ゲストには山中誠サンフランシスコ総領事らを招いた。
 三日間、日程はぎっしり詰まっていた。《第一日目》各国支部代表者会議、カクテルパーティ、夕食会、大会(大会宣言、物故者への黙祷、主催者あいさつ、来賓あいさつ、祝吟、鏡開き、会食、参加国別会員紹介)。《第二日目》研修会(カリフォルニア大学サンタクルース校、農園見学)サリーナス野菜栽培地視察、松井ナーセリー視察。《第三日目》本会議(代表者会議報告、東京農業大学近状報告、質疑応答、基調講演、講演会。第二日は、勉強の日だった。UCSC(カリフォルニア大学サンタクルース校)ではCASFS(ザ・センター・フォア・アグコ・エコロジー&サスティンネブル・フード・システムス、農生態学・持続食糧システム・センター)を見学した。同校で初めて実践、研究、教科として確立された未来の「環境重視型農業学科」である。
 説明によれば、有機農業、永久持続農業、環境重視農業、地域協力農業は、個々には日本でも始まっているが、総合学問としては、まだである。
 システム・センターは、UCSCの構内の農業試験区八十アールと大学所有の十ヘクタールを使用した二つの農場に分かれていた。両農場は共に有機農法を使っての農業を実践し、各種試験研究、学生の教育、実習事業さらに大学関係研究者、教育担当者が利用出来るようになっていた。
 サリーナス野菜栽培地帯は州内モントレー湾から南へ百五十キロに及ぶ。湾の入り口付近は気候冷涼で洋菜栽培が盛ん、年間二・五回生産する。中央地帯は温度も高く、果菜類生産。南の丘陵地帯はワイン用ぶどう栽培が大規模に行われている。四十五フィートの大型保冷トラックで、運転者二人が各野菜を、四日間昼夜走行し、ニューヨークへ運ぶという壮大なものだ。
 四日目は、オプション・ツアーでシエラネバダ山脈へ向けて二五〇Kmのバスの旅で目的地はタポ湖で、この湖はシエラネバダ山脈の雪解け水が溜まったもので、清澄で青い水面が印象的であった。
 シエラネバダ山脈は、カスケド山脈を経て、ロッキー山脈に経る海岸山脈を形成しており、この山々の雪どけ水で、サンフランシスコもロスアンゼルスも年が成り立っているのである。
 ネバダ湖畔を越えると、ハラスのカジノがあり、産業の乏しい州になって、観光とカジノの収益は重要な州経済の基盤であるとの事であった。
今回のツアーの案内役は農協観光のガイド村松氏と本田氏ナ、両氏の名ガイドの元に全員無事大会を終えることが出来た。多謝。


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