移民百年祭 Site map 移民史 翻訳
伯国東京農大会
     ガンバルOB  (最終更新日 : 2010/01/13)
佐々木 恂

佐々木 恂 (2010/01/13) ささき あきら

広島県出身。1957年短農卒。1957年渡伯。

 ブラジルに移住して51年が過ぎております。一筋に農業に取り組み、家計を維持して、自分はさほど重い病気も患わず、今日に至っております。その間、色々な事は有りました。
 主として養鶏業で、病気を出したり、損をする事も有りましたが、まあまあの成績だったので、家族を養い、子供達5人を大学までやり、社会に送り出しました。それぞれが、ひとり立ちし、社会に貢献して居ります。
 今では、子供達に面倒をかける事も多少ありますが、周囲に迷惑をかける事もなく頑張って居ります。
 私も、7、8年前から年金生活に入り、比較的気楽な生活をしている現状ですが、何にもせずぶらぶらしていては心身に良くないと思い、7年位前から草花や木の笛を作り始めた。ひまのない毎日ですが、体には良い様です。
 苗作りもいろいろあって、思う様にいかない。あまり良いものが出来ず、売るのに当初は困ったものです。
 私の体験を少し書かせてもらいます。
 手始めに「ピンゴ・デ・オーロ」の苗作りから段々に増やして来たわけですが、試行錯誤のくり返しで頑張りました。
 ブラジルの草花や木はくん炭や砂などに挿しておくと比較的に根が出やすく、それを利用して多くの苗を作ることが出来る。
 でも、後の管理次第で駄目になる事が多いので要注意です。
 根の根だしをするには、くん炭に木や草花の先端の充実したものを選び挿します。
 3週間から1ヶ月すると根が出ますから、それを土を入れたビニール袋に植える、そのくり返しで、植える際の土で化学肥料が混ざると根が腐る事があるので、これ又要注意です。(これは苗によって違うので、全部が全部では有りません)
 最近わかって来ましたが、土は苗に合わせて作る事が必要です。苗木の水やりも又大切で、それによって良い苗、悪い苗が出来ます。天候のよしあしでやり方が違う。
 種類によっては葉が一度しおれたら戻らないもの、しおれても水をたっぷり与えれば元に戻るものと色々です。
 苦心して作ったものが、見事に出来上がった時の喜びは一言では言い表せないものがあり、実に楽しいものです。
 エピソードも有ります。苗を買って行った人が、後日、小生の所に来て、「この間買って行った苗を植えたが枯れた」と云う。よく聞いてみると、植えた後は水をかけていないと云う。これでは枯れて当たり前と、色々あります。
 作物には病気や害虫はつきもので、注意が必要。それに「蟻」も大敵で、一夜で駄目に成る事があり、頭の痛いことです。
 当初は、わずかの苗でしたが、商売とも成れば、ある程度、品数が必要で、手に入りにくいものも多々有りましたが、長年かけて、今では50種類位苗を生産していますが、まだまだ充分とはいかないが、その内に段々と集めていきたいと思う。
 土いじりをしていると、いつもじっとしている事がなく、体を絶えず動かしているので、ストレスの解消に成ると思う。年を取っても、その気になれば頑張れるもので、金銭の問題を考えず、気楽な心持ちで健康に注意しながら生涯現役で有りたいものです。
 趣味として最近、囲碁をやっています。特別に先生に習うと云うのではないが、大変楽しいものです。以前は将棋をやっていたが、3段になり、今のところ止めている。
 将棋と碁の面白さは違いますが、囲碁の方が奥が有る様で、頭の体操になる。
 ジャカレイ市には囲碁をやる人が少ないので上達もしないが、2段位を目指してがんばりたいものです。
 人生はマイナス思考ではいけないので、プラス思考でいかねばと思いますが、私はどちらかと云うとマイナス思考が優先しがちです。それではいけないので、プラスの方に切り返して、目標に向かって「まい進」したいと思っております。
 残り少ない人生をより楽しく生きて行きたいものです。


前のページへ / 上へ

社団法人伯国東京農大会 :  
Rua Dona Cesaria Fagundes, 235, Saúde, São Paulo, Cep:04054-030, São Paulo, Brasil
Tel: 55-11-2275-0534, Fax: 55-11-5594-5590, E-mail: Click here
© Copyright 2019 社団法人伯国東京農大会. All rights reserved.