KOJO ある考古学者の死と生 (2006/07/01)
西暦2006年制作 全3時間25分 (前編:1時間54分 後編:1時間31分) 製作・構成・撮影・編集:岡村淳
あまりにも親しい人を亡くした時、人はどうしたらよいのだろう?
古城泰・こじょう やすし。 西暦2000年5月、46歳の生涯を閉じた。 多くのナゾとシンパを後に残して。 考古学者、人類学者、そして未確認生物学研究者としても、それぞれの分野で知られる気鋭の研究者だった。 学閥に属さず、徒党を組まず、自分の感性と知性、そして手足を信じてローテク研究を貫き通した。 「人間、どんなところでもそれなりに面白く生きていけるんやで」。 学生時代の岡村は、そんな彼の言葉に糸の切れた凧となり、ついにはブラジルまで渡っていった。 孤高の死者の豊かすぎるほどの知性と人間性、影響と可能性を、映像を通して彼にかかわった生者の記憶と活動から探る試み。 カンボジアのアンコール遺跡調査に従事する丸井さん。 フィリピン奥地の山中で遺跡を発見して発掘を続ける小川さん。 日本の行政発掘の現場で心を病み、引きこもり続ける大森さん。
古城も考古学もまるで関係のないあなたに送る、岡村淳のプライベート超大作。
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